更新日:2026年8月16日
ウェビナーの企画とは、参加者にとって価値のあるテーマと構成を決め、当日の進行と資料を用意することです。
集客だけを整えても、内容が伴わなければ次につながりません。
一方で商品説明を長く入れると満足度が下がり、途中離脱が増えます。この両立が企画の要点です。
テーマの決め方
| 選び方 | 例 | 集まりやすさ |
|---|---|---|
| 商談でよく聞かれること | 「フォームの離脱を減らす15の改善」 | 高い |
| 自社の実測データ | 「3社の実測から見えた共通点」 | 高い |
| 手順の解説 | 「MA導入の進め方 6ステップ」 | 高い |
| 失敗事例 | 「MAが失敗する7つのパターン」 | 高い |
| 業界の動向 | 「◯◯業界のマーケティング動向」 | 中 |
| 商品紹介 | 「◯◯サービスのご紹介」 | 低い |
「失敗事例」は集まりやすいテーマです。すでに取り組んでいて、うまくいっていない層が参加します。
構成(45分の場合)
| 時間 | 内容 | 目的 |
|---|---|---|
| 0〜3分 | 挨拶、今日話すこと、進め方 | 期待値を合わせる |
| 3〜8分 | 課題の整理 | 自分ごと化 |
| 8〜30分 | 本題(手順、事例、データ) | 価値の提供 |
| 30〜35分 | まとめ | — |
| 35〜40分 | 自社の手段の紹介 | — |
| 40〜45分 | 質疑応答 | 検討度の把握 |
商品紹介は5分程度に収めてください。それ以上だと「営業のためのウェビナーだった」と受け取られます。
スライドの作り方
| 原則 | 内容 |
|---|---|
| 1スライド1メッセージ | 詰め込まない |
| 文字を大きく | 小さい画面でも読める |
| 図表を使う | 文字だけにしない |
| 進捗を示す | 「3つのうち2つ目」 |
| 枚数の目安 | 45分で25〜40枚 |
| 配布を前提にする | 後から読んでも分かる形 |
配布を前提にしてください。参加者は後から見返し、社内で共有します。話さないと分からない資料だと、その場で終わります。
進行の要点
- 開始5分前から接続できるようにする:直前の不具合を避ける
- 最初に「今日話すこと」を提示する:期待とのずれを防ぐ
- 質問の受付方法を最初に伝える:チャットか、最後にまとめてか
- 途中で問いかける:投票機能などで参加感を作る
- 資料の配布を明言する:メモを取る負担を減らす
- 次のアクションを明示して終わる:資料請求、個別相談
質疑の設計
| 工夫 | 効果 |
|---|---|
| 事前に質問を募る | 質疑が空にならない |
| よくある質問を用意しておく | — |
| 質問者の状況を聞く | 検討度が分かる |
| 答えられない質問は持ち帰る | 無理に答えない |
| 質問内容を記録する | フォローの材料 |
質疑での質問内容は、その後のフォローで最も重要な情報です。誰がどんな質問をしたかを必ず記録してください。
録画の活用
| 用途 | 対象 |
|---|---|
| 参加者への配布 | 復習、社内共有 |
| 不参加者への配布 | 申込したが来られなかった人 |
| 資料としての提供 | 後からの資料請求者 |
| 記事化 | 書き起こして記事に |
| 営業での利用 | 商談前の事前説明 |
| 採用・社内教育 | — |
1回のウェビナーは、録画を含めて何度も使えます。参加者が少なくても、資産としては残ります。
商談化につなげる
| 対象 | フォロー | タイミング |
|---|---|---|
| 質問した人 | 回答+個別相談の案内 | 翌営業日 |
| 最後まで視聴 | 個別相談の案内 | 翌営業日 |
| 途中離脱 | 資料と録画のみ | 翌営業日 |
| 申込・不参加 | 録画と資料 | 当日〜翌営業日 |
| アンケートで関心を示した人 | 個別に連絡 | 翌営業日 |
「アンケートで関心を示した人」を必ず拾ってください。アンケートに「詳しく聞きたい」の選択肢を入れておくと、見込み客を特定できます。
まとめ
- テーマは商談でよく聞かれることや失敗事例
- 商品紹介は5分程度に収める
- スライドは配布を前提に作る
- 最初に今日話すことを提示する
- 質問内容を記録する。フォローで最も重要
- 録画は何度も使える
- アンケートに「詳しく聞きたい」の選択肢を入れる
よくある質問
ウェビナーのテーマはどう決めればよいですか?
商談でよく聞かれることから選んでください。複数の相手が同じ疑問を持っているなら、それは需要のあるテーマです。加えて「失敗事例」は集まりやすいテーマで、すでに取り組んでいてうまくいっていない層が参加します。逆に「サービスのご紹介」は申込が集まりません。
商品の説明はどのくらい入れてよいですか?
45分のウェビナーなら5分程度です。それ以上だと「営業のためのウェビナーだった」と受け取られ、満足度が下がります。前半で課題と解決の考え方を示し、その延長として自社の手段を紹介する構成にすると、最後まで視聴され、その後の相談にもつながります。
参加者が少ない場合も開催すべきですか?
開催してください。録画を残せば、後から資料として配布でき、記事化や商談前の事前説明にも使えます。少人数のほうが質疑が活発になり、参加者の課題を深く聞ける利点もあります。1回のウェビナーは録画を含めて何度も使える資産です。
ウェビナー後のフォローで何をすべきですか?
質問した人と最後まで視聴した人に、翌営業日までに個別相談を案内してください。特に質疑での質問内容は、その相手の関心が具体的に表れているため、フォローで最も重要な情報です。あわせてアンケートに「詳しく聞きたい」の選択肢を入れておくと、見込み客を特定できます。不参加者にも録画と資料を送ってください。