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マーケティングコラム ヒートマップとは?3種類の見方と、改善への使い方

マーケティングオートメーションツール grip space マーケティングコラム ヒートマップとは?3種類の見方と、改善への使い方

ヒートマップとは?3種類の見方と、改善への使い方

更新日:2026年8月16日

ヒートマップとは、Webページ上でユーザーがどこまで読み、どこをクリックし、どこに注目したかを色の濃淡で可視化する分析手法です。

アクセス解析が「どのページが何回見られたか」を数える一方、ヒートマップは「そのページの中で何が起きたか」を見ます。

数値では分からない離脱の理由を推測できるため、LPや記事の改善に使われます。

目次
  • 3つの種類
  • スクロールヒートマップの読み方
  • クリックヒートマップの読み方
  • 判断できること・できないこと
  • 改善への落とし込み
  • 導入時の注意
  • どのページから見るべきか
  • まとめ
  • よくある質問

3つの種類

種類見えるもの主な用途
スクロールヒートマップどこまで読まれたか離脱位置の特定、コンテンツの並べ替え
クリックヒートマップどこが押されたか導線の確認、誤クリックの発見
アテンションヒートマップどこが長く見られたか関心の高い箇所の特定

まずスクロールヒートマップを見てください。どこで読まれなくなっているかが分かれば、改善箇所が絞れます。

スクロールヒートマップの読み方

状態示していること対処
ファーストビューで急減冒頭で期待と違うと判断された見出しと訴求を見直す
特定の箇所で急減そこに離脱の原因があるその直前の内容を確認
最後まで一定読まれているCTAの位置を確認
CTAより手前で大半が離脱CTAが見られていないCTAを上に移動、または複数配置
長い文章の途中で急減読みにくい見出し、箇条書き、表を追加

「50%まで読まれている」は良い数字ではありません。半分の人がそこで離れています。CTAがそれより下にあれば、その半分には届いていません。

クリックヒートマップの読み方

発見示していること対処
リンクでない箇所が押されている押せると思われているリンクにする、または見た目を変える
CTAが押されていない目立っていない/動機が足りない位置・色・文言を変える
画像が押されている拡大や詳細を期待されているリンク先を用意する
メニューばかり押されるページ内で答えが見つかっていない内容を見直す
「戻る」相当の操作が多い期待と違う流入元との整合性を確認

「リンクでない箇所が押されている」は改善の好機です。ユーザーがそこに関心を持っている証拠なので、実際にリンクにすると回遊が増えます。

判断できること・できないこと

できることできないこと
どこで読まれなくなったかなぜ離脱したのか(推測はできる)
どこが押されているか押した人が満足したか
CTAが見られているかCVしなかった理由
誤解を招く表示の発見統計的な有意性の判断
デバイス別の見られ方の違い個人の意図

ヒートマップは仮説を立てる道具であって、結論を出す道具ではありません。「ここで離脱している」→「原因はこれではないか」→「変えて検証する」という流れで使ってください。

改善への落とし込み

  • ① 改善したいページを1つ選ぶ:流入が多く、CVにつながるページ
  • ② スクロールヒートマップで離脱位置を特定する
  • ③ その直前の内容を確認する:何が原因になりそうか
  • ④ 仮説を1つ立てる:「価格が書かれていないので離れている」
  • ⑤ 1箇所だけ変える
  • ⑥ 2〜4週間後に再度見る:離脱位置が動いたか

複数箇所を同時に変えないでください。離脱位置が変わっても、何が効いたのか分かりません。

導入時の注意

注意点内容
ページの表示速度計測用のスクリプトが増える。影響を確認する
データ量アクセスの少ないページは判断できない
デバイス別に見るPCとスマートフォンで結果が大きく違う
個人情報入力中の内容が記録される設定になっていないか確認
ページの変更デザインを変えると過去のデータと比較できない
期間最低でも数週間分のデータを見る

個人情報の扱いは必ず確認してください。録画機能を持つツールでは、フォームの入力内容が記録される設定になっていることがあります。

どのページから見るべきか

優先ページ理由
1CVに直結するLP改善効果が売上に直結
2流入の多い記事改善の影響範囲が大きい
3料金ページ検討度の高い相手が見る
4フォームページ離脱が成果に直結
5トップページ入口として重要

アクセスの少ないページを見ても判断できません。数週間で数百セッション以上あるページから始めてください。

まとめ

  • ヒートマップはページ内で何が起きたかを可視化する
  • 種類はスクロール・クリック・アテンション
  • まずスクロールで離脱位置を特定する
  • 「リンクでない箇所が押されている」は改善の好機
  • 仮説を立てる道具であって、結論を出す道具ではない
  • 改善は1箇所ずつ。PCとスマートフォンは分けて見る
  • アクセスの少ないページでは判断できない

よくある質問

ヒートマップはどのくらいのアクセスがあれば使えますか?

明確な基準はありませんが、数週間で数百セッション以上あるページが目安です。それ未満だと、たまたま数人がそう動いただけなのか、傾向なのかを区別できません。アクセスの少ないページは、先に流入を増やすほうが優先されます。

スクロール率はどのくらいあればよいですか?

ページの長さと目的によって変わるため、絶対的な基準はありません。重要なのは率そのものより、CTAや重要な情報が、実際に読まれている範囲に入っているかです。ページの70%地点にCTAがあり、そこまで到達しているのが3割であれば、7割の人にはCTAが届いていないことになります。

ヒートマップでCVしない理由が分かりますか?

直接は分かりません。分かるのは「どこで読まれなくなったか」「どこが押されたか」という事実だけです。そこから理由を推測し、変更して検証する必要があります。ヒートマップは仮説を立てるための材料であり、答えそのものではありません。

サイトが重くなりませんか?

計測用のスクリプトが追加されるため、多少の影響はあります。導入前後で表示速度を計測して確認してください。影響が大きい場合は、計測対象を主要なページに限定する、常時ではなく期間を区切って計測する、といった運用で軽減できます。

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