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マーケティングコラム インサイドセールスの立ち上げ|最初の3か月でやること

マーケティングオートメーションツール grip space マーケティングコラム インサイドセールスの立ち上げ|最初の3か月でやること

インサイドセールスの立ち上げ|最初の3か月でやること

更新日:2026年8月16日

インサイドセールスの立ち上げとは、訪問せずに電話やメールで見込み客と接触し、商談を作る役割を社内に新設することです。

人を採用すれば動き出す、というものではありません。接触するリスト、話す内容、渡す先、測る指標を用意する必要があります。

準備がないまま採用すると、担当者は何をすればよいか分からないまま数か月を過ごします。

目次
  • 立ち上げ前に確認すること
  • 1か月目:準備
  • 2か月目:接触を始める
  • 3か月目:型を固める
  • KPIの置き方
  • 営業との分担
  • 人数と体制
  • よくある失敗
  • まとめ
  • よくある質問

立ち上げ前に確認すること

確認項目足りていない場合
接触するリードが月100件以上あるか先に獲得施策を強化する
営業が商談を受けられる余力があるか商談を作っても受けられない
リードの記録が残る仕組みがあるかSFA/CRM または表計算を用意
商談の定義が決まっているか営業と合意する
商材の説明が資料化されているか説明できない

1つ目が最も重要です。接触対象が月に数十件しかない状態で専任を置いても、稼働が埋まりません。

1か月目:準備

  • 対象リードを決める:どの状態のリードに接触するか
  • 優先順位を決める:問い合わせ、資料DL、休眠、展示会名刺
  • トークの型を作る:冒頭20秒と、断り文句への返し5つ
  • 記録項目を決める:接触日、結果、次回予定日
  • 営業への引き渡し基準を決める:何をもって商談とするか
  • 既存の営業に同行する:商材と顧客の理解

最初の1か月は数字を求めないでください。この期間に商材を理解できていないと、その後の会話が成立しません。

2か月目:接触を始める

週やること目安
1週目問い合わせ対応から開始当日中の初回接触
2週目資料DL者への接触を追加1日20〜30件
3週目断られた理由を分類し、トークを修正—
4週目休眠リードへの接触を追加—

最も反応の良い「問い合わせ対応」から始めてください。成功体験がないまま新規開拓に入ると、担当者が続きません。

3か月目:型を固める

やること内容
KPIを確定する活動量、接触数、商談化数
商談化率を測るセグメント別に
営業からフィードバックを受ける渡した商談の質
トークを更新するよく出る断り文句への返し
対象リードを見直す反応の良い層に寄せる

3か月目で「どの層に、どう話すと商談になるか」の型ができていれば成功です。

KPIの置き方

時期KPI理由
1か月目同行数、資料の理解数字を求めない
2か月目架電数、接触数活動量を確保する
3か月目商談化数、商談化率成果を測り始める
4か月目以降商談化数、受注への寄与質まで含めて評価

最初から商談化数で評価しないでください。達成できず、担当者が疲弊します。

営業との分担

工程担当理由
リード獲得マーケティング—
初回接触・状況確認インサイドセールス数をこなす必要がある
商談の設定インサイドセールス—
初回商談以降営業商材の深い説明が要る
時期尚早の相手インサイドセールスが保持継続的に接触
失注後の追客インサイドセールス営業では放置されがち

「失注後の追客」を担当範囲に入れてください。営業は新規商談を優先するため、失注案件は放置されます。ここは商談化しやすい領域です。

人数と体制

月間リード数推奨人数
100〜200件1名(兼務でも可)
200〜500件1〜2名
500件以上2〜3名

1人目は経験者を採るより、社内から異動させるほうがうまくいくことが多いです。商材と顧客を既に理解しているためです。

よくある失敗

失敗原因対処
接触対象が枯れるリードが少ない獲得施策を先に強化
担当者が辞める断られ続けて疲弊反応の良い層から始める、成果を可視化
営業が商談を受けない事前に合意していない商談の定義を文書化
記録が残らない入力の手間項目を減らす
テレアポ部隊になる量だけを追っている商談化率を指標に入れる
成果が出ず1〜2か月で判断される立ち上げ期間の共有不足3か月は準備期間と説明する

「テレアポ部隊になる」は最も避けたい失敗です。件数だけを追うと、質の低い商談が量産され、営業からの信頼を失います。

まとめ

  • 立ち上げ前に接触対象が月100件以上あるかを確認する
  • 1か月目は準備と商材理解。数字を求めない
  • 2か月目は問い合わせ対応から始める
  • 3か月目で型が固まっていれば成功
  • KPIは時期で変える
  • 失注後の追客を担当範囲に入れる
  • 件数だけを追うとテレアポ部隊になる

よくある質問

インサイドセールスは何人から始めるべきですか?

1名からで構いません。月間のリードが100〜200件程度であれば、兼務でも運用できます。重要なのは人数より、接触するリードが十分にあるかどうかです。リードが少ない状態で複数名を配置しても、稼働が埋まりません。

経験者を採用すべきですか?

1人目は社内からの異動が有効なことが多いです。商材と顧客をすでに理解しているため、立ち上げが速くなります。外部から採用する場合は、商材理解に1か月程度かかることを前提にスケジュールを組んでください。

成果はいつから出ますか?

3か月目からが目安です。1か月目は準備と商材理解、2か月目で接触を開始し、3か月目で型が固まります。この期間を社内で共有しておかないと、1〜2か月目の数字を見て「効果がない」と判断されてしまいます。

テレアポとの違いは何ですか?

テレアポはアポイントの件数を目的とし、リストに対して機械的に架電します。インサイドセールスは受注につながる商談を作ることが目的で、相手の状況を把握し、時期が来ていなければ育成に戻します。件数だけをKPIにすると、実態はテレアポになり、営業からの信頼を失います。商談化率を必ず指標に入れてください。

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