更新日:2026年8月16日
ポップアップとは、Webページ上に重ねて表示される案内で、資料請求や問い合わせなどの行動を促すために使われます。
使い方を誤ると離脱を増やします。読んでいる最中に画面を覆われると、多くの人はそのまま閉じて去ります。
一方で条件を絞って出せば、通常のCTAより高い反応が得られます。設計次第で結果が大きく変わる施策です。
出すタイミング
| タイミング | 効果 | 評価 |
|---|---|---|
| ページ表示直後 | — | 最悪。まだ内容を読んでいない |
| 滞在30秒以上 | 読み始めた頃 | 可 |
| スクロール50%以上 | 関心がある | 良い |
| 記事の読了時 | 読み終えた | 最も良い |
| 離脱の兆候 | 受け皿になる | 良い(検知精度に依存) |
| 2ページ目以降 | 関心が確認できている | 良い |
| 再訪時 | 検討が続いている | 良い |
「読了時」が最も反応が良くなります。内容を読んで満足した直後は、次の行動を取りやすい状態です。
出す条件を絞る
| 条件 | 理由 |
|---|---|
| 初回訪問者のみ/再訪者のみ | 段階で内容を変える |
| 特定のページのみ | 文脈に合ったものを出す |
| CV済みの人には出さない | 必須 |
| 既存顧客には出さない | 必須 |
| 1人あたり回数の上限 | しつこさを避ける |
| 一度閉じたら一定期間出さない | 必須 |
「一度閉じたら一定期間出さない」を必ず設定してください。閉じたのに再び出るのは、最も嫌われる挙動です。
内容の作り方
| 要素 | 悪い例 | 良い例 |
|---|---|---|
| 見出し | 「お問い合わせはこちら」 | 「フォーム改善の15項目チェックリスト」 |
| 得られるもの | (不明) | 具体的に書く |
| 入力項目 | 5個以上 | 1〜3個 |
| ボタン | 「送信」 | 「無料でダウンロード」 |
| 閉じるボタン | 小さい・見つけにくい | 明確に |
| 文脈 | どのページでも同じ | 読んでいる記事に関連 |
読んでいる記事に関連した内容を出してください。SEOの記事を読んでいる人に、無関係な資料を出しても反応しません。
嫌われる設計
| 設計 | なぜ嫌われるか |
|---|---|
| ページを開いた瞬間に出る | 内容を読む前に邪魔される |
| 閉じるボタンが分かりにくい | 操作を強要される |
| 閉じてもすぐまた出る | しつこい |
| 画面全体を覆う | 内容が読めない |
| 閉じるのに時間制限がある | — |
| スマートフォンで閉じられない | 致命的 |
| CV済みの人にも出る | — |
スマートフォンでの表示は必ず実機で確認してください。PCでは問題なくても、小さい画面では閉じるボタンが画面外に出ることがあります。
モバイルでの注意
- 画面の占有率を下げる:全画面にしない
- 閉じるボタンを大きく:指で押せるサイズ
- スクロール中に出さない:誤タップの原因
- 入力項目を減らす:小さい画面での入力は負担
- 出す頻度をPCより下げる:画面が狭いぶん影響が大きい
検索エンジンは、モバイルで内容の閲覧を妨げる表示を問題視しています。画面全体を覆う表示は、評価にも影響しうるため避けてください。
種類と使い分け
| 種類 | 表示 | 適する場面 |
|---|---|---|
| 中央に表示 | 目立つ | 資料請求など主要なCV |
| 下部に固定(バー) | 邪魔になりにくい | 常時の案内 |
| 右下に小さく表示 | 控えめ | チャット、補足 |
| スライドイン | — | 記事の読了時 |
| 埋め込み型 | ポップアップではない | 記事中の自然な導線 |
まず埋め込み型を試してください。記事中に自然に置いた導線で足りるなら、ポップアップは不要です。
効果の測り方
| 指標 | 見ること |
|---|---|
| 表示回数 | — |
| クリック率 | 内容と条件の評価 |
| CV数 | — |
| 閉じられた率 | 嫌われていないか |
| 表示後の離脱率 | 非表示時と比較 |
| ページ全体のCV率 | ポップアップ導入前後で |
「表示後の離脱率」を必ず見てください。ポップアップ経由のCVが増えても、全体の離脱が増えていれば差し引きでマイナスになります。
まとめ
- ページを開いた瞬間に出さない
- 最も反応が良いのは記事の読了時
- 一度閉じたら一定期間出さない設定は必須
- CV済み・既存顧客には出さない
- 読んでいる記事に関連した内容を出す
- モバイルは実機で確認。全画面を覆わない
- 表示後の離脱率を必ず見る
よくある質問
ポップアップは嫌われませんか?
設計次第です。ページを開いた瞬間に画面全体を覆う表示は確実に嫌われます。一方、記事を読み終えたタイミングで、その記事に関連した資料を控えめに案内する形であれば、反応が良く不快感も生みません。タイミング・条件・内容の3つで結果が大きく変わります。
どのタイミングで出すのが最適ですか?
記事の読了時が最も反応が良くなります。内容を読んで満足した直後は、次の行動を取りやすい状態だからです。次点はスクロール50%以上や、2ページ目以降の閲覧時です。逆にページ表示直後は、まだ内容を読んでいないため邪魔にしかなりません。
モバイルでも出してよいですか?
出せますが、画面全体を覆わないことと閉じるボタンを指で押せるサイズにすることが条件です。検索エンジンはモバイルで内容の閲覧を妨げる表示を問題視しており、評価にも影響しうるため注意してください。必ず実機で確認し、閉じるボタンが画面外に出ていないかを見てください。
効果はどう測ればよいですか?
クリック率とCV数だけでなく、「表示後の離脱率」と「ページ全体のCV率」を見てください。ポップアップ経由のCVが増えても、それ以上に離脱が増えていれば差し引きでマイナスです。導入前後でページ全体のCV率を比較すると、正味の効果が分かります。