更新日:2026年8月16日
記事のリライトとは、既に公開している記事の内容を書き直し、検索順位や流入、成果を改善することです。
新規記事を1本書くより、既存記事を1本直すほうが早く成果が出ることがよくあります。
既に検索エンジンに評価されている記事は、不足を補うだけで順位が動きます。ゼロから書く記事が順位を得るには数か月かかります。
対象記事の選び方
| 状態 | 優先度 | 見る場所 |
|---|---|---|
| 表示回数が多く、順位10〜30位 | 最高 | Search Console |
| 順位が高いがクリック率が低い | 高 | 同上 |
| 流入はあるがCVしない | 高 | アクセス解析 |
| 情報が古い | 高 | 公開日、内容 |
| 順位が下がってきた | 中 | 順位の推移 |
| 表示回数がほぼゼロ | 低 | 需要がないか意図がずれている |
「表示回数が多く順位10〜30位」が最優先です。需要があり、評価もされており、あと少しで上位に入る位置にあります。
症状別に直す箇所
| 症状 | 原因 | 直す箇所 |
|---|---|---|
| 順位10〜30位 | 論点が不足 | 上位記事にある見出しを追加 |
| クリック率が低い | タイトル・説明文 | 検索語に寄せて書き直す |
| すぐ離脱される | 冒頭で答えていない | 結論を冒頭に移す |
| 流入はあるがCVしない | 導線がない/段階が浅い | CTAの追加、記事の段階を見直す |
| 順位が下がった | 情報が古い/競合の更新 | 数値と事例を更新 |
| 表示回数が伸びない | 検索意図がずれている | 狙う語を変える |
症状ごとに直す箇所が違います。全部を書き直すのではなく、該当箇所だけを直してください。
論点を足す手順
- ① 狙う語で検索する:上位10件を開く
- ② 見出しを書き出す:各記事のh2・h3
- ③ 共通して扱われている論点を抽出する
- ④ 自社の記事にない論点を確認する
- ⑤ 不足している論点を追加する
- ⑥ 独自の情報を1つ以上足す:他にない実測値や手順
⑥がないと、上位記事と同じ内容の後発記事になります。論点を揃えるだけでは、先に公開されている記事を超えられません。
タイトルと説明文の直し方
| 要素 | 原則 |
|---|---|
| タイトル | 狙う語を前半に入れる |
| 中身が分かる(抽象的にしない) | |
| 30文字前後 | |
| 煽らない(クリック率は上がるが離脱が増える) | |
| 説明文 | 記事で何が分かるかを書く |
| 120文字前後 | |
| 狙う語を含める |
順位が高いのにクリックされない記事は、直す価値が最も高い状態です。タイトルと説明文を直すだけで流入が増えます。
リライトしてはいけない記事
| 記事 | 理由 | 対処 |
|---|---|---|
| 順位1〜3位で安定 | 触ると下がる可能性 | 情報の更新のみ |
| 成果が出ている | — | 同上 |
| 対象読者が違う | リライトでは直らない | 別記事として作る |
| 需要そのものがない | — | 放置か削除 |
| 公開から1〜2か月 | 評価が定まっていない | 待つ |
上位で安定している記事は、大幅に書き換えないでください。情報の更新に留めるのが安全です。
統合と削除の判断
| 状態 | 判断 |
|---|---|
| 似た内容の記事が複数ある | 1本に統合し、他は301リダイレクト |
| 内容が薄く、流入もない | 統合または削除 |
| 情報が古く、更新できない | 削除して301リダイレクト |
| 流入はあるが的外れ | 狙う語を変えて書き直す |
| 季節・時期限定で終わった | 残す(履歴として) |
削除するときは301リダイレクトを設定してください。そのまま消すと、外部からのリンクと評価が失われます。
効果の測り方
| 指標 | 確認の時期 |
|---|---|
| 表示回数 | 2〜4週間 |
| 平均掲載順位 | 2〜4週間 |
| クリック数・クリック率 | 2〜4週間 |
| 滞在時間・離脱 | 1か月 |
| CV数 | 1〜3か月 |
1週間で判断しないでください。更新後に検索エンジンが再評価するまで時間がかかります。
運用の頻度
| 作業 | 頻度 |
|---|---|
| 対象記事の抽出 | 月次 |
| リライトの実施 | 月2〜4本 |
| 情報の更新(数値・事例) | 四半期 |
| 統合・削除の検討 | 半年 |
新規記事とリライトを同じ比率にするのが目安です。新規ばかり増やすと、古い記事が放置されます。
まとめ
- 新規1本より既存1本のリライトのほうが早いことがある
- 最優先は表示回数が多く順位10〜30位
- 症状ごとに直す箇所が違う
- 論点を揃えるだけでなく独自の情報を足す
- 上位で安定している記事は大幅に書き換えない
- 削除時は301リダイレクト
- 効果の判定は2〜4週間後
よくある質問
どの記事からリライトすべきですか?
「表示回数が多く、平均掲載順位が10〜30位」の記事からです。需要があり、検索エンジンからも評価されており、あと少しで上位に入る位置にあります。Search Consoleで表示回数の多い順に並べ、順位が10〜30位のものを抽出してください。
リライトで何を直せばよいですか?
症状によって違います。順位が10〜30位なら論点の不足、順位は高いがクリックされないならタイトルと説明文、すぐ離脱されるなら冒頭の構成、流入はあるがCVしないなら導線です。全部を書き直すのではなく、症状に対応する箇所だけを直してください。
リライトの効果はいつ分かりますか?
2〜4週間が目安です。更新後、検索エンジンが再評価するまでに時間がかかります。1週間で判断すると、まだ変化が現れていないだけの状態を「効果がなかった」と誤認します。表示回数と平均掲載順位から先に動き、クリック数、CV数の順で遅れて現れます。
似た内容の記事が複数ある場合はどうしますか?
1本に統合し、他の記事から301リダイレクトを設定してください。同じ内容の記事が複数あると、検索エンジンがどれを評価すべきか判断しにくくなり、どれも中途半端な順位に留まることがあります。統合する際は、それぞれの記事にある論点を漏らさず1本にまとめてください。