更新日:2026年8月16日
自社セミナーとは、自社が主催して見込み客を集め、課題や解決手段について説明する対面型の催しのことです。
オンラインが一般化した現在でも、対面には別の価値があります。
参加のハードルが高いぶん、来る人の検討度が高く、その場で会話ができます。
オンラインとの使い分け
| 対面 | オンライン | |
|---|---|---|
| 集客のしやすさ | 低い(移動が必要) | 高い |
| 参加者の検討度 | 高い | 低〜中 |
| 参加率(申込に対する) | 高い | 低い |
| その場での会話 | できる | 限定的 |
| 商談化率 | 高い | 中 |
| 開催コスト | 大きい | 小さい |
| 対象範囲 | 商圏内 | 全国 |
件数を求めるならオンライン、質を求めるなら対面という使い分けが現実的です。
企画で決めること
| 項目 | 決め方 |
|---|---|
| 対象 | 1つに絞る(業種・規模・役職) |
| テーマ | 対象の課題から。商品説明にしない |
| 定員 | 20〜30名(会話ができる規模) |
| 所要時間 | 90〜120分(懇親を含む場合はさらに) |
| 日時 | 対象の業務時間に合わせる |
| 形式 | 単独か共催か |
| ゴール | 商談化か、関係構築か |
定員は20〜30名が扱いやすい規模です。それ以上だと個別の会話ができず、オンラインとの差がなくなります。
会場の選び方
| 条件 | 確認すること |
|---|---|
| アクセス | 駅からの距離、分かりやすさ |
| 収容人数 | 定員+スタッフ |
| 設備 | プロジェクタ、音響、通信環境 |
| レイアウト | スクール形式かグループ形式か |
| 受付スペース | — |
| 懇親のスペース | 必要な場合 |
| キャンセル条件 | — |
通信環境を必ず確認してください。デモを見せる予定なら、当日に繋がらない事態は致命的です。
集客
| 経路 | いつから | 特徴 |
|---|---|---|
| 既存リードへのメール | 4週間前から複数回 | 最も効率が良い |
| 既存顧客への案内 | 4週間前 | 紹介につながる |
| 共催相手のリスト | 4週間前 | 新規に届く |
| 自社サイト | 常設 | — |
| 広告 | 3週間前から | 商圏を絞って |
| 営業からの個別声かけ | 随時 | 確度が高い |
営業からの個別声かけが最も確度が高くなります。商談中や失注した相手を誘うと、再接触の機会になります。
参加率を上げる
| 施策 | タイミング |
|---|---|
| 申込直後の自動返信 | 即時 |
| 会場の地図と行き方 | 申込直後 |
| 1週間前のリマインド | 1週間前 |
| 前日のリマインド | 前日 |
| 当日朝の連絡 | 当日 |
| 事前アンケート | 1週間前 |
対面は「行く」という手間があるぶん、リマインドの効果が大きくなります。
当日の運営
- 受付で名刺を必ず受け取る:後のフォローに使う
- 席を指定する:会話が生まれる配置に
- 開始前に雑談する:緊張をほぐす
- 質問しやすい雰囲気を作る:「途中でも遠慮なく」
- 商品説明は最後の15分に収める
- 質疑の時間を長めに取る:ここで検討度が分かる
- 終了後に個別に話す時間を作る:最も価値がある
「終了後の個別の会話」が対面セミナーの最大の価値です。ここで具体的な相談が出ます。
記録すること
| 項目 | 用途 |
|---|---|
| 参加者の名刺情報 | フォロー |
| 質疑での質問内容 | 関心の把握 |
| 個別に話した内容 | 商談化の判断 |
| アンケートの回答 | — |
| 最後まで残った人 | 関心が高い |
| 名刺交換を求めてきた人 | 同上 |
「誰がどんな質問をしたか」を必ず記録してください。フォローの内容が変わります。
終了後のフォロー
| 対象 | タイミング | 内容 |
|---|---|---|
| 個別に相談があった人 | 翌営業日 | 具体的な提案 |
| 質問した人 | 翌営業日 | 回答+個別相談の案内 |
| 全参加者 | 当日〜翌営業日 | お礼、資料、アンケート |
| 申込したが不参加 | 翌営業日 | 資料と次回の案内 |
対面で会っている分、フォローの反応率は高くなります。翌営業日までに必ず連絡してください。
まとめ
- 対面は件数より質。参加者の検討度が高い
- 定員は20〜30名(会話ができる規模)
- テーマは対象の課題から。商品説明にしない
- 営業からの個別声かけが最も確度が高い
- リマインドの効果が大きい(移動の手間があるため)
- 終了後の個別の会話が最大の価値
- 翌営業日までにフォローする
よくある質問
対面とオンライン、どちらで開催すべきですか?
件数を求めるならオンライン、質を求めるなら対面です。オンラインは集客しやすく全国が対象になりますが、参加率と検討度が低くなります。対面は移動という手間があるぶん申込数は減りますが、来る人の検討度が高く、その場で会話ができるため商談につながりやすくなります。
定員は何名が適切ですか?
20〜30名が扱いやすい規模です。それ以上だと個別の会話ができず、オンラインとの差がなくなります。対面の価値は終了後に個別に話せる点にあるため、その時間を確保できる人数に留めてください。
集客がうまくいきません。
営業からの個別声かけを試してください。最も確度が高い経路です。特に商談中の相手や、過去に失注した相手を誘うと、再接触の機会になります。加えて、既存リードへのメール告知を4週間前から複数回に分けて行ってください。
当日、何に気をつけるべきですか?
商品説明を最後の15分に収め、質疑と終了後の個別の会話に時間を割いてください。対面セミナーの最大の価値は、終了後に個別で具体的な相談ができる点にあります。誰がどんな質問をしたか、誰と何を話したかを必ず記録し、翌営業日までにフォローしてください。