更新日:2026年8月16日
サイトの更新体制とは、誰が、いつ、何を更新するかを決め、継続的にサイトを最新の状態に保つ仕組みのことです。
更新が止まっているサイトは、稼働しているか疑われます。
止まる原因はやる気ではなく、体制の設計にあります。
止まる原因
| 原因 | 症状 | 対処 |
|---|---|---|
| 担当が決まっていない | 誰の仕事でもない | 1人決める |
| 更新の手順が分からない | 管理画面が使えない | 手順書、権限の付与 |
| 承認に時間がかかる | 出すまでに数週間 | 承認範囲を決める |
| 何を更新すべきか分からない | ネタがない | 更新の型を作る |
| 他の業務が優先される | 時間が取れない | 固定枠を作る |
| 担当者が異動・退職 | 引き継ぎがない | 複数人が触れる状態に |
| 成果が見えない | 続ける理由がない | 中間指標を共有 |
「担当が決まっていない」が最も多い原因です。「マーケ担当で」といった決め方では、誰も更新しません。
更新すべき項目と頻度
| 項目 | 頻度 | 優先度 |
|---|---|---|
| 記事 | 月2〜4本 | 高 |
| 導入事例 | 四半期に1本 | 高 |
| 実績の数字(導入社数など) | 半年 | 中 |
| 料金 | 変更時 | 高 |
| 会社概要 | 変更時 | 高 |
| お知らせ・ニュース | 随時 | 中 |
| 古い記事のリライト | 月2〜4本 | 高 |
| リンク切れの確認 | 四半期 | 中 |
| 採用情報 | 随時 | — |
「実績の数字」の更新漏れは信頼を損ないます。「導入社数50社」と3年前から変わっていないと、成長していないように見えます。
担当の決め方
| 役割 | 担当 | 備考 |
|---|---|---|
| 企画(何を出すか) | 社内 | 外注できない |
| 執筆・制作 | 社内または外注 | — |
| 確認(事実・表現) | 社内 | 必須 |
| 公開作業 | 社内または外注 | — |
| 効果測定 | 社内 | — |
| 最終責任 | 1人 | — |
兼務でも構いません。名前が決まっていることが条件です。
承認プロセスを軽くする
| 内容 | 承認 | 理由 |
|---|---|---|
| 記事 | 担当者の判断 | 都度承認だと止まる |
| 事例(顧客名あり) | 顧客の確認が必要 | — |
| 料金の変更 | 責任者 | — |
| 会社概要 | 責任者 | — |
| 法令・制度に関わる記述 | 専門家または法務 | — |
| 誤字の修正 | 担当者の判断 | — |
すべてを承認制にすると更新が止まります。承認が必要な範囲を決め、それ以外は担当者の判断で出せるようにしてください。
続けるための型
- 週の固定枠を作る:「毎週火曜の午前は記事を書く」
- 記事の構成をテンプレート化する:毎回ゼロから考えない
- ネタのリストを持つ:商談で聞かれた質問を溜める
- 本数を減らしてでも頻度を守る:月2本を1年続ける
- まとめ書きして予約公開する:月初に2本
- 更新のチェックリストを作る:確認漏れを防ぐ
「毎回ゼロから考えている」ことが、止まる最大の原因です。型があれば負荷が大きく下がります。
外注との分担
| 作業 | 担当 | 理由 |
|---|---|---|
| 企画 | 社内 | 事業の理解が要る |
| 執筆 | 外注可 | 材料の提供が前提 |
| 事実確認 | 社内 | 必須 |
| 公開作業 | どちらでも | — |
| デザイン | 外注可 | — |
| 効果測定 | 社内 | 判断に直結 |
自社の機能やサービスに触れる記事は、必ず社内で事実確認してください。実装と食い違うと、問い合わせ時に食い違いが起きます。
止まったときの再開
| 順 | やること |
|---|---|
| ① | 情報が古い箇所を洗い出す(実績、料金、事例) |
| ② | 明らかな誤りを直す |
| ③ | 担当を1人決める |
| ④ | 更新の型とネタのリストを作る |
| ⑤ | 月1〜2本から再開する |
| ⑥ | 固定枠を確保する |
いきなり月4本を目指さないでください。また止まります。月1本でも続くほうが価値があります。
まとめ
- 止まる原因はやる気ではなく体制
- 担当を1人決める(兼務でも可)
- 実績の数字の更新漏れは信頼を損なう
- すべてを承認制にしない
- 止まる最大の原因は毎回ゼロから考えていること
- 本数を減らしてでも頻度を守る
- 再開時はいきなり本数を増やさない
よくある質問
サイトの更新が続きません。
担当が1人に決まっているかを確認してください。「マーケティング部門で」といった決め方では、誰の仕事でもなくなり止まります。兼務でも構わないので、名前を決めてください。あわせて週の固定枠(毎週火曜の午前など)を確保すると、他の業務に押し出されにくくなります。
何を更新すればよいか分かりません。
商談で聞かれた質問をリストに溜めてください。複数の相手が同じ疑問を持っているなら、それは記事にする価値があります。加えて、実績の数字(導入社数など)、料金、会社概要は変更時に必ず更新してください。「導入社数50社」が3年前から変わっていないと、成長していないように見えます。
承認に時間がかかって出せません。
承認が必要な範囲を決めてください。料金の変更、会社概要、法令や制度に関わる記述は責任者や専門家の確認が必要ですが、通常の記事や誤字の修正まで承認制にすると更新が止まります。担当者の判断で出せる範囲を明確にしてください。
一度止まったサイトはどう再開すればよいですか?
まず情報が古い箇所を直してから、月1〜2本で再開してください。実績の数字、料金、事例の日付など、明らかに古い部分は信頼に直結します。再開時にいきなり月4本を目指すと、また止まります。月1本でも続くほうが価値があります。