作成したリストの企業に対して、 各社サイトの問い合わせフォームへ自動で送信する機能です。 電話と違って相手の営業時間に縛られず、 担当者の力量に左右されないのが特徴です。
1. フォーム営業とは
相手企業のサイトにある問い合わせフォームに、 自社の案内を入力して送信する営業手法です。 grip はこの入力と送信を自動で行います。
なぜ有効か
| 特徴 | 説明 |
|---|---|
| 担当者の力量に左右されない | 同じ文面が同じ精度で届きます。 新人でもベテランでも結果が変わりません |
| 代表電話がつながらなくても届く | リモートワークの普及で電話が取り次がれにくくなった分、 相対的に有効になっています |
| 相手の都合で読まれる | 電話のように相手の作業を中断させません |
手作業も残ります
すべてが自動で完結するわけではありません。 フォームの作りによっては自動送信できない企業があります。 その分は手動で送ることになります。
ただし手動で送る場合も、 grip なら計測用のパラメータを自動で付けられるため、 送った先からのアクセスをきちんと追えます。
2. 配信設定を作る
「マーケティング戦略」>「自動アプローチ配信設定」タブを開きます。 一覧には作成済みの配信設定が並びます。
| 列 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | キャンペーン名 |
| 配信数 | 送信対象として登録した件数 |
| 除外 | NG ワード / 重複 / ブラックリストにより送信せずに飛ばした件数 |
| 成功数 | 送信できた件数 |
| 成功率 | 成功数 ÷(配信数 − 除外)。 除外は分母から外れます |
| 配信日 / 配信ステータス / 作成者 | いつ・いまどの状態か・誰が作ったか |
配信ステータス
| 表示 | 状態 |
|---|---|
| 設定中 | 作成途中。 まだ送信されません |
| 配信準備中 | 準備が「可」になり、 送信待ちの状態 |
| 配信中 | 送信を実行しています |
| 送信済み | その回の送信が完了しました |
新規に作成すると、 まず名前(キャンペーン名)を入れます。 あとから結果を振り返るので、 「誰に・何を訴求したか」が分かる名前にしておいてください。
3. 配信対象を絞り込む
送る相手を決めます。 リスト作成で作ったリストを使う方法と、 この画面で会社を検索する方法があります。
絞り込みの条件
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| キーワード / 都道府県 / 業界 | 基本の絞り込み |
| 売上高 / 資本金 / 上場区分 | 企業規模で絞ります |
| 登録元 | その会社がどの経路で登録されたか |
| 電話番号 | 登録あり / なし |
| 担当者 | 社内の担当者で絞ります |
| 作成リスト数 | 何件ぶん取り出すか |
重複と再送を防ぐ
ここが実務でいちばん重要です。 同じ相手に何度も送ると、 印象を悪くするだけでなく通報にもつながります。
| 設定 | 効果 |
|---|---|
| チェックした行動履歴がある会社を除外 | すでにアプローチ済みの会社や、 反応があった会社を対象から外します |
| 最後の行動履歴から経過していたら配信対象 | 30 / 60 / 90 日以上経過から選べます。 「前回から十分に間が空いた相手だけ再度送る」という運用ができます |
対象一覧で個別に調整する
絞り込むと会社名 / サイト URL の一覧が出ます。 ここで 1 社ずつ手当てできます。
| 操作 | 内容 |
|---|---|
| サイト URL の編集 | URL が違う・空の場合はその場で直せます |
| メールアドレスの入力 | フォームが無い会社向け。 フォーム送信に失敗したときの送り先になります |
| 除外 | 送りたくない会社を個別に外します |
※ 送信先から配信停止の申し出があった場合も、 ここで除外してください。
4. 文面を用意する
送信者の情報と、 実際に送る文面を設定します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 担当者 | 社内の誰として送るかを選びます |
| 担当者名 / ふりがな | 姓・名をそれぞれ入力します。 相手のフォームに氏名欄がある場合に使われます |
| メールアドレス | フォームに入力する連絡先 |
| 送信元メールアドレス | メールで送る場合の差出人 |
| 件名 | 例:「【ご挨拶】〇〇株式会社よりご連絡」 |
| 本文 | 送る内容 |
会社名の差し込み
本文に [company] と書いておくと、 送信時に相手の会社名へ自動で置き換わります。
[company] 御中 突然のご連絡失礼いたします。 ...
一斉送信でも宛名が入るだけで読まれ方が変わります。 入れておくことをおすすめします。
着地先を決める
本文に載せる URL です。 ノーコード LP を作っておくと、 送信先ごとの反応を測りやすくなります。
5. 配信時期と配信準備
送信日時
いつ送るかを指定します。 時刻は 0 分 / 30 分 の単位で選べます。 相手が業務中の時間帯を選ぶと目に留まりやすくなります。
1 日の送信上限
1 日あたりの送信件数を決められます。 一度に大量に送るより、 毎日一定量を継続するほうが結果につながります。
送信の準備と、 自動で送れなかった分の手動対応を含めて、 1 日 1 時間程度の作業時間を見込んでください。
配信準備を「可」にする
ここを忘れると送信されません。 画面下の「配信準備」で「可」を選んでから保存してください。 「不可」のままだと、 設定は保存されても送信は始まりません。
作成途中で止めておきたい場合は「不可」のままにしておきます。 準備が整ってから「可」に切り替える運用です。
※ 配信中の設定は「配信中止」で止められます。
6. 配信結果を確認する
フォーム営業は送って終わりではありません。 反応を拾うところまでが一連の流れです。
配信結果一覧
配信設定の中に配信結果一覧があり、 会社ごとに成功 / 失敗が表示されます。 失敗した会社は手動送信に切り替えてください。
成功率は 成功数 ÷(配信数 − 除外) で計算されます。 除外は分母に含まれません。 NG ワードや重複で送らなかった分は、 失敗として扱わない考え方です。
反応を見る
| 見る場所 | 分かること |
|---|---|
| アプローチ結果 | 期間を指定して、 クリック数とアクセス数の合計と推移を確認できます |
| 組織アクセスレポート | 送信後にサイトを見に来た企業。 ここが一番重要です |
| アクセスレポート(パラメータ) | アプローチ経由の流入数と CV 数 |
| 会社管理 | 反応した会社の行動履歴。 何ページ見たかで温度感が分かります |
返信が来なくても、 サイトを見に来ていれば脈があります。 組織アクセスレポートで送信後の来訪を確認し、 複数ページ見ている企業から順に個別連絡するのが基本の運用です。
7. KPI で管理する
自動アプローチにも目標と実績を並べる画面があります。 5 つの数字で見ます。
| 指標 | 意味 |
|---|---|
| アプローチ数 | 何社に送ったか |
| 問い合わせ率 | 送った先から反応が返った割合 |
| CV 数 | 反応の件数 |
| 歩留率 | 反応から商談・成約へ進んだ割合 |
| 獲得数 | 最終的に取れた件数 |
担当者ごとの数字も並びます。 同じ文面・同じリストで差が出るのは、 送信後のフォローの違いです。
※ 反応が落ちてきたときは、 文面よりもリストの条件を先に見直してください。 送る相手が合っていないと、 文面をどれだけ直しても改善しません。