貯まったコンタクトにまとめてメールを送り、 その反応に応じて次の動きを自動で回す機能です。 スタータープランでは文面を用意するところまででしたが、 ここから実際に送れるようになります。
1. 一斉メール配信を設定する
「マーケティング戦略」>「一斉メール配信」タブから送ります。 一覧の「新規作成」から設定を作ります。
配信先を決める(セグメント)
送る相手はセグメントという単位で指定します。 条件で絞ったコンタクトの集まりです。
| 操作 | 内容 |
|---|---|
| セグメントを選択 | 作成済みのものから選びます |
| セグメントを新規作成 | その場で条件を決めて作れます |
| 選択済のセグメントを編集する | 条件を変更します |
| 配信予定数 | いま何件に届くかが表示されます。 送る前に必ず確認してください |
メール内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| テンプレートから選択 | 設定に登録したメールテンプレートを呼び出せます |
| 件名 | 開封されるかどうかはここで決まります |
| 本文 | テキストのほか、 HTML メールで見た目を作り込むこともできます |
| URL を計測用のクリックカウントに変換 | 本文中のリンクを計測用に置き換えます。 クリック率を取るにはこの設定が必要です |
差出人の設定
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 送信者 | 受信者に表示される差出人名 |
| 送信元メールアドレス | 差出人アドレス |
| Reply-to | 返信先。 送信元と返信先を分けたい場合に使います |
| BCC | 控えを社内に残したい場合に指定します |
配信時期
いつ送るかを指定します。 設定を保存しただけでは送信されません。 自動アプローチと同じく、 配信準備の状態を確認してください。
※ 配信停止(オプトアウト)の申し出があったコンタクトは、 自動で配信対象から外れます。
2. 配信結果の見方
一覧に、 配信ごとの数字がそのまま並びます。 送った直後ではなく、 数日おいてから見るのが基本です。
| 指標 | 意味 |
|---|---|
| 配信数 | 実際に送った件数 |
| 開封率 | 開かれた割合。 件名の良し悪しが出ます |
| クリック率 | 本文のリンクが押された割合。 本文と誘導先の良し悪しが出ます |
| サイトアクセス率 | 配信対象のうち、 配信日以降に 1 回以上サイトへ来た人の割合 |
| 配信停止率 | 配信対象のうち、 現在配信停止になっている割合 |
| 一時エラー / 恒久エラー | 届かなかった件数(3 章) |
サイトアクセス率は grip ならではの指標です。 クリックされていなくても、 メールをきっかけに後日サイトを見に来ていれば効果があったと判断できます。
一覧の上には、 期間を指定した配信数・クリック数・アクセス数の合計と推移も表示されます。
※ 開封率が低いなら件名、 開封率は高いのにクリック率が低いなら本文、 クリックはされているのに問い合わせが無いなら誘導先のページを見直します。 1 か所ずつ変えるのが鉄則です。
3. 送信エラーの確認
メールは送ったつもりでも届いていないことがあります。 一覧ではエラーが 2 種類に分かれて表示されます。
| 種類 | 意味 | 対応 |
|---|---|---|
| 一時エラー | 相手のメールボックスが一杯、 サーバーが一時的に応答しない など | 時間をおけば届くことがあります。 様子を見てください |
| 恒久エラー | 宛先が存在しない(退職・アドレス変更など) | 自動で配信停止になります。 コンタクトの履歴にも記録されます |
恒久的なエラーが出たアドレスに送り続けると、 自社ドメインの評価が下がって他のメールも届きにくくなります。 自動停止はそれを防ぐための仕組みです。
※ 一時エラーは自動停止の対象になりません。 恒久エラーだけが停止されます。
4. シナリオの起点を選ぶ
シナリオは「〜だったら、〜する」を並べて自動で回す機能です。 一斉配信が「1 回送って終わり」なのに対して、 シナリオは反応を見ながら続きます。
新規作成では、 まず起点となる行動を選びます。 用途ごとにひな形が用意されています。
| 起点 | 使いどころ |
|---|---|
| サイトに訪問した | 自社サイト来訪を起点にします。 メールアドレスが分かっているか不明かで分岐できます |
| 問い合わせした | フォーム送信を起点に、 複数通のステップメールを順に送ります |
| 資料を閲覧(DL)した | 資料の閲覧をきっかけに、 関連情報を直後に送ります |
| クライアントがログインした | ログインを起点に担当者へ通知します |
| しばらく来訪がない | 一定期間サイトを見ていない相手に、 再訪を促す案内を送ります |
| 失注後のフォロー | 失注したリードに、 一定期間後「その後いかがですか」と連絡します |
| 商談が予約された | 予約カレンダーと連携し、 前日リマインド → 終了後フォロー → アンケートまで自動化します |
| 選んだコンタクトに定期送信 | 重点リードを手で選び、 一定間隔でフォローし続けます |
| その他(自由に組み立てる) | 起点を空のまま作り、 あとから設定します |
※ 迷ったら「問い合わせした」から始めてください。 効果が出やすく、 組み方も分かりやすい起点です。
5. シナリオを組み立てる
画面上でブロックをつないで作ります。 プログラムの知識は不要です。
資料請求フォームが送信された ↓ お礼メールを送る ↓ 3 日待つ ↓ 開封した? ├─ はい → 事例紹介メールを送る └─ いいえ → 件名を変えて再送する
動作のブロック
| ブロック | 内容 |
|---|---|
| 待機 | 指定した時間だけ待ってから次に進みます |
| メール送信 | コンタクトにメールを送ります |
| フォーム自動投稿 | 既存の自動アプローチ設定を呼び出して送信します |
| ChatWork 投稿 | 指定ルームへ通知します |
| タスク作成 | 担当者に社内の ToDo を発行します |
| コンタクト操作 | タグの付与・解除、 フォロー対象への追加・解除 |
| ゴール / 離脱 | 成功で終わる / 途中で終わる |
メールを送るだけの機能ではありません。 「反応があったら担当者にタスクを立てる」「タグを付けて次のセグメントに入れる」といった社内の動きまで組み込めます。
分岐のブロック
相手の状態で道を分けます。 分岐こそがシナリオの価値です。
| 分岐 | 分かれ方 |
|---|---|
| メールアドレス | 既知 / 不明 |
| 開封状況 | 開封 / 未開封 |
| リンククリック | クリック / 未クリック |
| サイト再訪 | 再訪あり / 再訪なし |
| ページビュー | 閲覧あり / 閲覧なし(指定したページを見たか) |
| 資料閲覧 | 未閲覧 / 途中離脱 / 最後まで閲覧 |
「資料閲覧」は 3 つに分かれます。 途中離脱した相手には別の切り口で送るといった細かい出し分けができます。
※ まずは2〜3 ステップの短いシナリオから始めてください。 最初から長く組むと、 どこが効いているか分からなくなります。
6. シナリオの効果を見る
シナリオごとにどのブロックで何件進み、 どこで止まったかを確認できます。 止まっている箇所が改善点です。
| 見られるもの | 内容 |
|---|---|
| ブロックごとの通過数 | 配信・開封・クリックの件数がブロック単位で出ます |
| 日別の推移 | 対象(新規) / 送信 / 開封 / クリック の 4 本を折れ線で確認できます |
| 対象コンタクトの一覧 | いま誰がどこにいるかを確認できます |
コンタクト一覧は状態で絞り込めます。
| 状態 | 意味 |
|---|---|
| 実行中 | いまシナリオの途中にいます |
| 完了 | 最後まで進みました |
| 離脱 | 途中で終了しました |
| 失敗 | 処理に失敗しました |
「3 通目でほとんど脱落している」なら、 その文面か送る間隔に問題があります。 離脱が多いブロックの 1 つ前を見直してください。