更新日:2026年8月16日
サイト内検索とは、訪問者がサイト内のページを探すためにキーワードを入力して検索する機能のことです。
集客の機能ではありません。既に来ている人が目的の情報にたどり着けるようにするためのものです。
それ以上に価値があるのが検索ログです。訪問者が何を探しているかが、そのまま言葉として残ります。
設置すべきサイトの条件
| 条件 | 設置の価値 |
|---|---|
| ページ数が50以上 | 高い |
| 記事を継続的に増やしている | 高い |
| 製品・サービスの種類が多い | 高い |
| ページ数が10程度 | 低い(メニューで足りる) |
| 1ページのLP | 不要 |
ページ数が少ないサイトには不要です。メニューで辿れる規模なら、検索窓は使われません。
設置場所と見え方
| 場所 | 効果 | 注意 |
|---|---|---|
| ヘッダー | どのページからも使える | 小さいと気づかれない |
| 記事一覧ページ | 記事を探す文脈 | — |
| サイドバー | — | 見られにくい |
| 結果0件のページ | 別の言葉で再検索 | 必須 |
| 404ページ | 目的のページを探せる | 有効 |
404ページに検索窓を置くのは有効です。リンク切れで来た人が、目的のページを自力で探せます。
検索ログから分かること
| ログの内容 | 分かること | 使い道 |
|---|---|---|
| よく検索される語 | 関心が高いテーマ | 記事の企画、導線の改善 |
| 結果が0件だった語 | 無い情報/表記のずれ | 記事の追加、同義語の設定 |
| 検索後にクリックされなかった語 | 結果が期待と違う | タイトル・説明の見直し |
| 検索した人のCV率 | — | 検索利用者の質 |
| どのページから検索されたか | そのページで情報が足りない | 該当ページの改善 |
| 社名・製品名の検索 | 指名での来訪 | — |
「結果が0件だった語」が最も価値があります。訪問者が求めているのに、自社が持っていない情報が直接分かります。
0件を減らす
| 原因 | 対処 |
|---|---|
| その情報がない | 記事やページを追加する |
| 表記が違う | 同義語を設定する(例:「価格」と「料金」) |
| 略語で検索された | 正式名称と結びつける |
| 英語・カタカナの違い | 両方で引けるようにする |
| 誤字 | あいまい検索に対応する |
| 検索対象から除外されている | 対象範囲を確認する |
同義語の設定は効果が大きい割に見落とされます。「料金」で検索した人に、「価格」と書かれたページが出ないのは損失です。
0件のときの画面
- 0件であることを明確に伝える:空白のページにしない
- 別の言葉での検索を促す:検索窓を再度置く
- よく見られているページを出す:手がかりを与える
- カテゴリ一覧を出す:—
- 問い合わせへの導線を置く:探しても無いなら聞ける
最後の項目が重要です。情報が見つからなかった時点で離脱されるより、問い合わせにつながったほうが成果になります。
記事企画への使い方
| 手順 | やること |
|---|---|
| ① | 月次で検索ログを出す |
| ② | 検索回数の多い順に並べる |
| ③ | 0件だった語を抽出する |
| ④ | 既存記事でカバーできるか確認する |
| ⑤ | カバーできない語を記事の企画にする |
| ⑥ | 既存記事で答えられるなら導線を追加する |
サイト内検索のログは、実際にサイトに来ている人の言葉です。検索エンジンのキーワードツールより、自社の読者に近い需要が分かります。
計測の設定
| 設定 | 内容 |
|---|---|
| 検索イベントの記録 | 何が検索されたか |
| 0件の記録 | 結果件数を併せて記録 |
| 検索後のクリック | どの結果が選ばれたか |
| 検索元のページ | どこから検索されたか |
| 検索利用者のCV | — |
「結果件数」も併せて記録してください。これがないと0件だった語が分かりません。
まとめ
- サイト内検索は集客ではなく、既に来ている人のための機能
- ページ数が50以上なら設置の価値がある
- 最も価値があるのは検索ログ
- 中でも「結果が0件だった語」
- 同義語の設定で0件を減らせる
- 0件のページに問い合わせへの導線を置く
- ログは記事企画に使える
よくある質問
サイト内検索は必要ですか?
ページ数が50を超えるサイトでは価値があります。メニューだけで目的のページに辿り着けない規模になると、検索窓が使われます。逆に、ページ数が10程度のサイトでは、メニューで足りるため設置しても使われません。
検索ログから何が分かりますか?
訪問者が何を探しているかが、そのまま言葉として分かります。特に価値があるのは「結果が0件だった語」で、訪問者が求めているのに自社が持っていない情報が直接分かります。これは記事の企画にそのまま使えます。検索エンジンのキーワードツールより、自社の読者に近い需要が把握できます。
検索結果が0件のときはどうすればよいですか?
空白のページにせず、別の言葉での再検索を促し、よく見られているページと問い合わせへの導線を置いてください。情報が見つからなかった時点で離脱されるより、問い合わせにつながったほうが成果になります。あわせて、0件だった語をログで確認し、記事の追加や同義語の設定で対処してください。
検索精度を上げるにはどうすればよいですか?
同義語の設定が最も効果的です。「料金」で検索した人に「価格」と書かれたページが出ない、といった取りこぼしが実際に起きています。あわせて、略語と正式名称の結びつけ、英語とカタカナの両方での検索対応、誤字へのあいまい検索対応を設定してください。