フリープランの組織アクセスレポートは「見るだけ」でしたが、 スタータープランからは会社名をクリックして詳細に進めます。 条件を決めて会社を絞り込み、 ABM リストで検討の段階を把握し、 会社ごとの行動履歴やヒートマップまで追えるようになります。
1. 会社が登録される仕組み
会社が貯まる経路は「自動で貯まる」と「自分で登録する」の 2 通りあります。
自動で貯まる 3 つの入口
この 3 つは何も操作しなくても勝手に増えていきます。
| 入口 | 内容 |
|---|---|
| サイトへのアクセス | IP アドレスから企業が特定できると、 その会社が自動で登録されます |
| フォームの送信 | 送信内容に会社名が含まれていれば、 会社として登録されます |
| 受信メールの取込み | 取り込んだメールを会社に紐付けると、 そのやりとりが履歴に残ります(3. 受信メール取込み) |
※ 個人 ISP・海外 IP・VPN 経由のアクセスは企業を特定できないため、 会社としては登録されません。
自分で登録する(1 社ずつ)
展示会で交換した名刺や、 まだサイトに来ていない見込み客も登録しておけます。 会社一覧の右上「新規会社を登録」から追加します。
| 区分 | 項目 |
|---|---|
| 必須 | 会社名 / 都道府県 / URL |
| 任意 | 法人番号 / 住所 / 電話番号 / 代表者メール / 業種 / 売上高 / 資本金 / 上場区分 / 登録元 / 支払い方法 |
会社名を入力すると候補が下に出ます。 候補を選ぶと法人番号や住所が自動で入るので、 打ち込む量を減らせます。 法人番号が入った会社は、 会社詳細で財務情報や求人履歴なども見られるようになります(5-1)。
自分で登録する(CSV で一括)
まとまった件数を入れるときは、 会社一覧の右上「CSV アップロード」を使います。 既存の顧客リストを最初に流し込むときに便利です。
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| 1. テンプレートを取得 | モーダル右上の「テンプレート CSV ダウンロード」を押します。 必要な列がすべて入った空の CSV が落ちてきます |
| 2. データを入れる | テンプレートの列に合わせて入力します |
| 3. ファイルを選ぶ | ドラッグ&ドロップでも指定できます。 ファイル名は半角英数のみにしてください |
| 4. 内容を確認する | 「アップロード」を押すと確認画面が出ます。 登録予定行数とファイルの中身を見て「送信」で確定します |
テンプレートの列は次のとおりです。
| 区分 | 列 |
|---|---|
| 会社 | 法人番号 / 会社名 / 郵便番号 / 都道府県 / 住所1 / 住所2 / 電話番号 / HP URL / 代表メール / 業種 / 支払い方法 / 登録元 |
| 担当者 | 担当者名(姓) / 担当者名(名) / 担当者メールアドレス / 担当者タグ |
会社と担当者を 1 行で同時に登録できます。 担当者の列を埋めておけば、 その会社に紐づくコンタクトとして一緒に作られます。
※ 設定のマスタ設定で独自項目を追加している場合、 その項目もテンプレートの列に自動で追加されます。
※ 読み込みでエラーが出た場合はエラー内容が行ごとに表示されます。 直してから再度アップロードしてください。 過去のアップロード履歴はモーダル内で確認できます。
2. 一覧の見方
左メニュー「会社管理」を開くと、 登録されている会社が一覧で表示されます。
| 列 | 説明 |
|---|---|
| 会社名 | クリックすると会社詳細が開きます |
| 都道府県 | 所在地。 並べ替えできます |
| URL | その会社のサイト |
| 行動履歴 | 直近に何をしたか(サイト閲覧 / フォーム送信 など)。 並べ替えできます |
| 行動日時 | その行動があった日時。 並べ替えできます |
行動日時で並べ替えると、 直近で動きのあった会社から順に確認できます。 毎朝ここを見る運用が基本です。
※ 一覧の右端に出る「アプローチ」列と、 お断りリストへの登録はスタンダードプラン以上の表示です。 スタータープランでは会社に対する送信機能はありません。 気になる会社への働きかけは、 サイト上のバナー・チャットボットや、 個別のメール・電話で行ってください。
3. 条件で会社を絞り込む
会社一覧の上にある検索パネルから、 条件を指定して会社を絞り込めます。 登録数が増えると一覧を上から順に見ていくのは難しくなるため、 目的に合わせて絞り込んで確認します。
会社の属性で絞り込む
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| キーワード | 会社名などの文字で絞り込みます |
| 都道府県 | 営業エリアで区切るときに使います |
| 業界 | 親業界と、 その下の細かい業界から選べます |
| 売上高 / 資本金 / 上場区分 | 企業規模で絞ります。 提案内容が規模で変わる場合に有効です |
| 電話番号 / URL の有無 | 登録あり / なしで絞ります。 連絡先が揃っている会社だけを抜き出せます |
| 登録元 | その会社がどの経路で登録されたか |
| 担当者 | 社内の担当者で絞ります |
行動の状況で絞り込む
| 条件 | 使いどころ |
|---|---|
| 行動履歴の内容 | サイト閲覧 / フォーム送信 など、 何をした会社かで絞ります。「行動履歴無し」も選べます |
| 行動履歴の期間 | 期間を区切って、 その間に動きがあった会社だけを見ます |
| 最後の行動履歴から◯日経過 | しばらく動きのない会社を抽出します。 フォローが止まっている会社の洗い出しに使います |
| 新規登録の会社(1 か月以内) | 最近入ってきた会社だけを確認します |
| CV 履歴 / 受注履歴 | 成果に至った会社の有無で絞ります |
条件を決めたら「この条件で絞り込み」を押します。 元に戻すときは「リセット」です。
4. ABM リスト
会社管理を開いたときに、 一覧の上に出ているのが「ABM リスト」です。 貯まった会社を検討の段階ごとに並べたマトリクスで、 「いま何社がどの段階にいるか」がひと目で分かります。
段階の見方
| 段階 | 意味 |
|---|---|
| 興味・関心 | まだサイトに来ていないが、 関心があると判定された段階 |
| サイトアクセス | 実際にサイトを見に来た |
| マイクロ CV | 問い合わせ手前の反応(設定した条件を満たした) |
| CV | 問い合わせ・資料請求などに至った |
| 商談中 / 受注 / お断り(失注) | ここから先は手で更新します |
各社はいちばん進んだ段階にだけ数えられます。 同じ会社が複数の段階に重複して出ることはありません。
業界で切って見る
右上の「業界を選択」から親業界を最大 3 つ選ぶと、 その業界ごとに行が分かれます。 選ばない場合は全業界の合計 1 行だけの表示です。 「どの業界が進んでいて、 どの業界で止まっているか」を比べられます。
数字をクリックして会社を見る
マトリクスの数字を押すと、 その段階にいる会社の一覧が開きます。 会社名・都道府県・最終アクセス・行動履歴が並び、 会社名からそのまま会社詳細へ進めます。
一覧の右側ではステータスを手で変更できます。 CV / 商談中 / 受注 / 失注 / 除外 から選んで反映すると、 マトリクス上の位置が変わります。 商談以降は自動判定できないため、 ここを更新するのが運用のポイントです。
マイクロ CV 設定と除外リスト
「マイクロCV設定」ボタンから、 何をもってマイクロ CV とするかを決められます。 「除外リスト」には、 対象から外した会社が入ります。
5. 会社詳細の 5 タブ
会社名をクリックすると詳細画面が開きます。 ここがスタータープランの中心です。 上部に 5 つのタブが並びます。
| タブ | 中身 | 使いどころ |
|---|---|---|
| 会社情報 | 基本情報の編集。 法人番号があれば財務・求人・プレスリリースなども表示 | 5-1 |
| 行動履歴 | 訪問 1 回ぶんをカードにした時系列。 オフラインの記録も追加できます | 5-2 |
| 送受信履歴 | その会社とのメールのやりとり | 5-3 |
| レポート | その会社だけのアクセスレポートとヒートマップ | 5-4 |
| コンタクト一覧 | その会社の担当者。 登録・統合もここから | 5-5 |
「どの会社が、 何に興味を持っているか」がこの 1 画面で分かります。 電話やメールで連絡する前にここを開いておくと、 相手が見ていた内容に沿って話を始められます。
※ 見積一覧・案件一覧のタブは受発注オプションをご契約の場合のみ表示されます。
5-1. 会社情報タブ
その会社の基本情報を編集する画面です。 そのまま書き換えて「更新する」を押せば保存されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 / 法人番号 | 法人番号が入っている会社は、 会社名・URL が企業データベース側の値で固定されます |
| 本社住所 / 電話番号 / URL | 連絡前に確認する基本情報 |
| フォーム URL | その会社の問い合わせフォーム。 自動で探して入ることがあります。「営業お断り文言有」のチェックもここです |
| 問合せ先メールアドレス | 担当窓口のアドレス |
| 業種(大分類〜細分類) | 4 階層で登録できます |
| 売上高 / 資本金 / 上場区分 | 企業規模。 一覧の絞り込み条件にも使われます |
| 支払い方法 / 登録元 | 取引条件と、 その会社がどこから入ってきたか |
設定のマスタ設定で項目を追加していれば、 ここに自社独自の入力欄としてそのまま並びます。
右上には「この会社を削除する」もあります。
重複した会社をまとめる(統合)
同じ会社が二重に登録されることがあります。 サイトからの自動登録と、 手で入れた会社が別々に作られてしまうケースです。 grip は保存時にこれを検知して、 統合するかどうかを聞いてきます。
| 検知される条件 | 説明 |
|---|---|
| 法人番号が同じ | 「法人番号が重複しています」と表示されます。 いちばん確実な判定です |
| URL が同じ | 「URL が重複しています」と表示されます。 末尾のスラッシュ有無は同じ URL として扱われます |
確認画面には重複している相手の会社名と住所が出ます。 別の会社であれば「いいえ」を選んでください。
「はい」を選ぶと、 重複していた会社に貯まっていた情報がすべて今の会社に移動します。
| 移動するもの | 備考 |
|---|---|
| コンタクト | 担当者がそのまま引き継がれます |
| 行動履歴 | サイトの閲覧履歴も手で登録した記録も移動します |
| 案件・見積 | 受発注オプションをお使いの場合 |
※ 移動元の会社は削除されます。 元に戻すことはできないため、 表示された会社名と住所を必ず確認してから実行してください。
※ 統合すると、 分かれていた行動履歴が 1 社にまとまります。 「何度も見に来ている会社」を正しく判断できるようになるので、 気付いたときにまとめておくのがおすすめです。
法人番号が入っている会社では、 さらに外部から集めた情報が下に並びます。 データがある会社にだけ表示されます。
| セクション | 内容 |
|---|---|
| 財務情報 | 回次ごとの売上高・経常利益・当期純利益・資本金・純資産・総資産・従業員数 |
| 求人掲載履歴 | 募集している職種と確認日。 採用を強めている=投資余力があるのシグナルになります |
| プレスリリース配信履歴 | 配信日・タイトル・配信元。 話の切り出しに使えます |
| 部署連絡先一覧 | 部署名・連絡先・概要 |
| 公式 SNS・メディア | その会社の公式アカウント |
| 役員・スタッフ情報 | スタッフ名とプロフィール |
5-2. 行動履歴タブ
その会社に紐づく全員ぶんの動きを 1 本の時系列にまとめた画面です。 セッション(1 回の訪問)単位のカードが新しい順に並びます。
| カードに出るもの | 読み方 |
|---|---|
| 日時と流入元 | いつ、 どこから来たか。 パラメータ付きの流入はその値も出ます |
| 滞在時間 | 1 ページで離脱した訪問は「直帰」と表示されます |
| 追加スコア / スコア総数 | その訪問で何点増えたか、 累計が何点か。 数字の横の「▼」から内訳も確認できます |
| 担当者名 | カード右上のバッジ。 押すとその人のコンタクト詳細へ移動します |
カードの左端にある「+」を押すと、 その訪問で見たページが順番に表示されます(もう一度押すと閉じます)。 「トップ → 料金 → 事例 → 離脱」のような動きがそのまま追えます。 CV したセッションには「CV 詳細」ボタンが出て、 実際の送信内容まで確認できます。
サイトの閲覧だけでなく、 電話や訪問といったオフラインの記録も手で残せます。 右上の「行動履歴を登録」から追加します。 手で登録した記録は、 カードをクリックすると修正でき、 右上のゴミ箱アイコンから削除できます。 これで「サイトの動き」と「実際のやりとり」が同じ時系列に並びます。
※ 最初に表示されるのは 50 件ぶんです。 それより前の履歴は、 下部の「もっと見る」で追加読み込みします。
5-3. 送受信履歴タブ
その会社とやりとりしたメールが一覧で並びます。 上部のボタンで「すべて / 送信 / 受信」を切り替えられ、 右側に件数が出ます。
各行には向きを示す矢印(↓ 受信 / ↑ 送信)と件名が並び、 クリックすると本文を確認できます。
問い合わせメールを取り込む設定は3. 受信メール取込みをご覧ください。
5-4. レポートタブ — 会社ごとのレポートとヒートマップ
サイト全体ではなくその 1 社の動きだけを切り出したアクセスレポートです。
| 見られるもの | 内容 |
|---|---|
| アクセスの推移グラフ | PV 数・セッション数・CV 数などの推移。 年間 / 月間を切り替えられます |
| ページ別の一覧 | その会社が見たページと PV 数・滞在時間 |
| ヒートマップ | ページ一覧の各行に出るボタン。 その会社がページのどこを見ていたかを色で確認できます |
「サイト全体では料金ページが人気」ではなく、 「この会社は料金ページのどこで止まっていたか」まで分かります。 商談前に開いておくと、 相手が引っかかっている点を先回りして説明できます。
※ ヒートマップのボタンはデータが取れているページにだけ表示されます。 計測を始めた直後や閲覧数が少ないページでは出ないことがあります。
5-5. コンタクト一覧タブ
その会社に紐づく担当者の一覧です。 名前 / メールアドレス / ステータス / 操作の 4 列で、 ステータスは並べ替えできます。 名前をクリックするとコンタクト詳細に移動します(2. コンタクト管理)。
| できること | 内容 |
|---|---|
| コンタクトを登録 | 名刺交換した相手など、 サイトに来ていない担当者を手で追加します |
| コンタクトを統合 | チェックを付けて同一人物を 1 件にまとめます。 別のメールアドレスで二重登録されたときに使います |
| 星マーク | 名前の左。 追いかけたい相手に印を付けておけます |
| 削除 | 行の右端から削除できます |
統合しておかないと、 同じ人の行動履歴が別々に分かれたままになります。 スコアも分散するので、 気付いたときにまとめておくのがおすすめです。
※ 行動履歴は計測タグを設置しているサイトの閲覧が対象です。 タグ設置がまだの場合はフリープランマニュアルの初期設定をご確認ください。