
来訪企業の可視化を導入すると、最初に気になるのが「全部は出ないんですね」という点です。
これは製品の出来ではなく、仕組み上そうなります。どこまで出て、どこから出ないのかを知っておくと、数字の読み方を間違えません。
目次
サイトに来ている企業を実名で知る方法は、アクセス解析機能のページでご紹介しています。 アクセス解析の機能を見る
判定はIPアドレスの持ち主を見ている
訪問者のIPアドレスを、組織の割り当て情報を持つデータベースに照会します。その IP を法人が保有していれば社名が出て、そうでなければ出ません。
つまり、判定できるのは「どの回線から来たか」であって、「誰が来たか」ではありません。
社名が出ない4つのケース
| ケース | なぜ出ないか |
|---|---|
| 自宅からのアクセス | 回線の持ち主はISP。企業に割り当てられていない |
| スマートフォン | 携帯キャリアのIP。個人と法人の区別がない |
| 小規模な事業所 | 専用のIPを持たず、一般回線を使っている |
| VPN・リモート接続 | 接続元がデータセンターになり、勤務先とは無関係 |
リモートワークが増えたぶん、判定できない割合は以前より増えています。在宅の担当者が調べていても、社名としては出ません。
どの企業がサイトに来ているか、見えていますか
IPアドレスから来訪企業を実名で特定し、業種・規模・閲覧ページまで記録します。問い合わせに至らなかった訪問も営業リストとして使えます。
アクセス解析の機能を見る出た社名が古いことがある
一般回線のIPアドレスは、契約者が入れ替わります。4月にある会社が使っていたIPを、8月には別の人が使っていることがあります。
過去に判定した結果をそのまま持ち続けると、もう来ていない会社の名前でアクセスが積み上がります。判定を定期的に見直す運用が必要です。
それでも使える理由
- 社名が出た分だけでも、営業の優先順位づけには十分足りる
- 「どの業種が、どのページを見ているか」は傾向として読める
- 継続的に来ている会社は、検討が進んでいる可能性が高い
全数を追うツールではなく、兆しを拾うツールとして使うのが現実的です。
まとめ
- 判定しているのは「回線の持ち主」で、個人ではない
- 自宅・スマホ・小規模事業所・VPNは社名が出ない
- 一般回線のIPは契約者が入れ替わるため、古い判定が残ることがある
- 全数把握ではなく、優先順位づけの材料として使う
