SaaS・ITサービスの新規開拓では、広告やセミナーに加えて、フォーム営業を使う会社が増えています。訪問が要らず、無料トライアルなど「まず試す」入口を用意しやすいからです。
この記事では、SaaS・ITサービスがフォーム営業を始めるときの、送る相手の絞り方とトライアルやデモにつなげる文面を説明します。
顧客の多い業界に絞って送るなら、フォーム営業 by grip space。毎月50通まで無料で試せます。 フォーム営業 by grip space を見る
SaaS・ITサービスとフォーム営業の相性
SaaS・ITサービスは、フォーム営業と相性の良い業種です。理由は3つあります。
- 1対象が広い ── 経費精算、勤怠、営業支援など、業種を問わず使われるサービスが多く、送れる相手が多い。
- 2次の一歩が軽い ── 無料トライアルや無料プラン、デモ動画など、「まず試す」入口を用意しやすい。初回の依頼を軽くできる。
- 3オンラインで完結する ── 訪問が要らないので、エリアを全国に広げられる。
一方で、同じような売り込みを受けている相手も多い業種です。「業務を効率化します」だけの文面は、ほかの会社の連絡と区別がつきません。相手を絞り、相手に合わせた一文を入れることが、ほかの業種以上に大事になります。
送る相手の決め方
対象が広いからといって、全業種に送ると反応が薄まります。当社の実測でも、対象の切り方によってリンクのクリック率に約5.0倍の差がありました(フォーム営業の効果測定)。
| 条件 | 考え方 | 例 |
|---|---|---|
| 業界 | いまの顧客が多い業界から始める。その業界の導入事例を文面に書ける | 建設業向けの施工管理アプリなら建設・工事業界 |
| 規模 | 料金と導入の手間が合う規模にする。小さすぎると課題がなく、大きすぎると窓口から担当に届きにくい | 拠点が複数ある中堅企業 |
| エリア | オンラインで完結するなら全国でよい。ただし導入支援で訪問するなら対応エリアに絞る | 全国/首都圏のみ |
業界を選ぶときは、その業界が本業の会社を先にします。条件の決め方の全体は「フォーム営業のリストの作り方」で説明しています。
文面の切り口と例文
SaaSの文面でありがちなのは、機能を並べることです。相手が知りたいのは機能ではなく、自社の何が楽になるかです。
- きっかけ:相手のサイトで見た事実(拠点数、採用中の職種、扱っている商品など)に触れる
- 提案:その事実から想像できる困りごとと、それがどう変わるかを1つだけ
- 依頼:無料トライアル、デモ動画、料金表など、商談より軽い入口を1つ
突然のご連絡失礼いたします。勤怠管理システムのご案内でご連絡しました。
株式会社サンプルの山田と申します。貴社の採用ページで、店舗スタッフをシフト制で募集されていることを拝見しました。
シフト制の職場では、シフト表と打刻の突き合わせに毎月時間がかかりがちです。当社のシステムは、シフトの作成から打刻・集計までを1つで行え、〇〇業の会社様に多くご利用いただいています。
2分ほどの紹介動画がございます。ご興味があれば、ご返信いただければURLをお送りします。
ご不要でしたら、その旨をご返信ください。今後のご連絡は控えます。
株式会社サンプル 山田 太郎
電話:00-0000-0000 メール:yamada@example.com
https://www.example.com
例文の数字や導入実績は架空です。必ず自社の事実に置き換えてください。ほかの業種の例文は「フォーム営業の例文集」にまとめています。
顧客の多い業界に、絞って送る
500万件超の法人データから業界・都道府県・資本金で選び、会社ごとのひと言を添えて送ります。どの対象でクリックが多いかも比べられます。
フォーム営業 by grip space を見る送らない相手と、気をつけること
- 既存顧客・トライアル中の会社:新規の営業として送ると、社内の連携不足が伝わります。必ず外します。
- 競合のサービスを提供している会社:同業のIT企業に、自社と同じ種類のサービスを売り込まないよう、業界の条件で外します。
- 「営業お断り」の会社:記載がある会社には送りません。
- 無料プランへの誘導だけで終わらせない:登録してもらった後に、誰がどうフォローするかを決めておきます。
送り方のマナーは「問い合わせフォームからの営業|嫌がられない送り方と文面の型」で説明しています。
送った後:トライアル・デモにつなげる
SaaSのフォーム営業では、返信より先に、紹介ページや料金ページを見に来る反応が多くなります。文面のリンク先は、トップページではなく、提案の内容に合ったページにしてください。
返信が来たら当日中に返事をし、デモの日時の候補を出します。返信がなくてもリンクを開いた会社は、時期を空けて別の切り口で連絡します。詳しくは「フォーム営業で返信が来たら?」で説明しています。
フォーム営業 by grip space で始めるとき
当社の フォーム営業 by grip space では、この記事の手順を次のように進められます。
- リスト:500万件超の法人データから、業界・都道府県・資本金・上場/非上場で選べます。選んだ業界が本業の会社が先に並びます。手持ちのリストはCSVで取り込めます(ライトプラン以上)。
- 送らない会社:「営業お断り」の記載がある会社には送りません。取引先は除外リストに入れておけば、どのリストからも外れます。「重複送信防止」で日数を決めておくと、その期間内に送った会社にも送りません。
- 文面:会社名の差し込みに加え、ライトプラン以上では、相手の事業に触れた1〜2文をAIが会社ごとに書き足します。
- 反応:自社サイトに計測タグを貼ると、文面のリンクを開いた会社が一覧で分かり、どの対象・文面でクリックが多いかを比べられます。
送れた分だけを数え、毎月50通までは無料で試せます。
よくある質問
SaaSのフォーム営業は、どの業界に送ればよいですか?
いまの顧客が多い業界から始めてください。その業界の導入事例を文面に書けるので、反応が良くなります。業種を問わず使えるサービスでも、全業種に送ると反応が薄まります。当社の実測では、対象の切り方によってリンクのクリック率に約5.0倍の差がありました。
文面には機能を書いたほうがよいですか?
機能を並べるより、相手のサイトで見た事実から想像できる困りごとと、それがどう楽になるかを1つだけ書くほうが読まれます。機能の説明は、紹介ページや資料に任せてください。
最初の依頼は商談にしたほうがよいですか?
初回は、無料トライアル、短い紹介動画、料金表など、商談より軽い入口を1つにするのがおすすめです。相手は返事をしやすくなり、関心のある会社が自分から次の一歩を選べます。
まとめ
- SaaS・ITは対象が広く、無料トライアルなど軽い入口を作りやすいので、フォーム営業と相性が良い
- そのぶん似た売り込みも多い。全業種に送らず、顧客の多い業界・合う規模に絞る
- 機能を並べず、相手のサイトで見た事実から「何が楽になるか」を1つ書く
- 依頼は商談より軽い入口(トライアル・動画・料金表)を1つ
- 既存顧客・トライアル中・競合・営業お断りの会社は外す