更新日:2026年8月3日
ABテスト・CVR改善(LPO)ツールは、 ランディングページやサイトの見出し・ボタン・レイアウトなどを複数パターン用意して比較し、 コンバージョン率(CVR)を科学的に改善するために使います。 広告費を増やさずに成果を伸ばせるのが魅力です。
本コラムでは、 ABテスト・CVR改善ツールのおすすめ10選 を、 料金・機能まで含めて比較します。 LPO の考え方は 「LPOとは?」、 CVR の基礎は 「CV率(CVR)の考え方」 もご覧ください。
ABテスト・CVR改善ツールとは?メリット
ABテスト・CVR改善ツールを使うと、 ページの要素を変えた複数パターンを一部のユーザーに出し分け、 どちらが成果(CV)を生むかをデータで判定できます。 ヒートマップやセッション録画で離脱要因を見つけ、 仮説→テスト→改善のサイクルを回すことで、 同じアクセス数でも問い合わせ・購入を増やせます。 ツールにより、ABテスト・多変量テスト・パーソナライズ・分析の得意分野が異なります。
選び方(3つのポイント)
- 1テストの種類と規模 ── ABテストか、多変量・パーソナライズまで必要か。自社のアクセス規模に合うツールを選ぶ。
- 2分析・気づきの機能 ── ヒートマップ・録画・離脱分析など、改善仮説を立てるための機能があるか。
- 3運用体制(自社/伴走) ── ノーコードで自社運用できるか、コンサル・改善代行まで受けられるか。
ABテスト・CVR改善(LPO)ツールおすすめ10選【比較表】
※ 掲載内容は執筆時点の各社公開情報をもとにしています。 料金・機能・実績は変更される場合があるため、 最新情報は各社公式サイトでご確認ください。 掲載順は優劣を示すものではありません。
| ツール名 | 提供元 | 特徴・強み |
|---|---|---|
| VWO | Wingify | ABテストの世界的定番 |
| Optimizely | Optimizely | 大規模向け実験基盤 |
| DLPO | DLPO(株) | 国内シェア上位のLPO |
| KAIZEN PLATFORM | Kaizen Platform(株) | UX改善を伴走 |
| grip space(ibis studio) | ibis studio | CV改善を可視化+施策 |
| Ptengine | Ptmind(株) | ヒートマップ+ABテスト |
| SiTest | グラッドキューブ(株) | 解析+LPO一体 |
| Juicer | ジーニー(株) | 無料のユーザー分析 |
| Googleアナリティクス4(GA4) | 無料の行動分析 | |
| Contentsquare | Contentsquare | 体験分析・大規模 |
各ツールの特徴を詳しく比較
1VWO(Visual Website Optimizer)
世界的に使われるABテスト/LPO の定番です。 タグを設置するだけで、 ノーコードでABテスト・多変量テスト・パーソナライズやヒートマップまで対応。 中規模サイトでも扱いやすく、 本格的にテストを回したい企業に向いています。
| 提供元 | Wingify |
|---|---|
| 特徴 | AB/多変量/パーソナライズ・ヒートマップ |
| こんな企業に | 本格的にテストを回したい |
| メリット | タグ設置だけでAB/多変量/パーソナライズまで幅広く対応 |
| 注意点 | グローバル製品のため料金体系・サポートは公式に要確認 |
2Optimizely(オプティマイズリー)
大規模サイト向けの実験(Experimentation)基盤です。 AB・多変量・複数ページテストに対応し、 高度な統計と大量トラフィックの実験に強み。 アクセスが多く、 高度な実験文化を持ちたい大企業に向いています。
| 提供元 | Optimizely |
|---|---|
| 特徴 | 大規模・高度な実験基盤 |
| こんな企業に | 大規模に高度な実験をしたい |
| メリット | 大量トラフィックでの高度な統計的実験に強い |
| 注意点 | 大企業向けの設計で、中小規模には機能・コストが過剰な場合がある |
3DLPO
国産の LPO ツールで、 ABテスト・多変量テスト・パーソナライズを搭載。 LPO コンサルティングも提供し、 改善を伴走してもらえます。 国産で、 テストと改善支援をセットで進めたい企業に向いています。
| 提供元 | DLPO株式会社 |
|---|---|
| 特徴 | 国産LPO・AB/多変量・伴走支援 |
| こんな企業に | 国産でテスト+改善支援を受けたい |
| メリット | ツールとLPOコンサルティングを合わせて受けられる |
| 注意点 | 伴走支援を受けない自社運用のみでの利用は想定と異なる場合がある |
4KAIZEN PLATFORM
AB テスト・UX 改善をツール+人で伴走する会社です。 改善案の企画から実装・検証まで支援し、 動画・広告クリエイティブの改善にも対応。 社内リソースが少なく、 改善を任せたい企業に向いています。
| 提供元 | 株式会社Kaizen Platform |
|---|---|
| 特徴 | ABテスト+UX改善を伴走 |
| こんな企業に | 改善の企画〜実装まで任せたい |
| メリット | 企画・実装・検証まで人による伴走支援を受けられる |
| 注意点 | ツール単体の自社運用より、支援込みの利用が前提 |
5grip space(ibis studio)当サイト
grip space は、 「どの企業が・どのページで・なぜ離脱/CVしたか」を可視化し、 改善施策までつなげられる国産ツールです。 アクセス解析・行動履歴に加え、 ポップアップバナーで離脱防止・CV訴求を出し分け可能。 大規模なABテスト基盤というより、 来訪企業の行動を見て打ち手を素早く試したい中小BtoBに向いています。 フリープランから試せます。
| 提供元 | ibis studio株式会社 |
|---|---|
| 特徴 | 行動可視化+ポップアップでCV改善 |
| こんな企業に | 来訪企業の行動を見て打ち手を試したい中小BtoB |
| メリット | どの企業がどこで離脱/CVしたかを可視化し、ポップアップで即座に打ち手を試せる |
| 注意点 | 大規模な多変量テスト基盤ではなく、BtoBの行動可視化と施策実行に特化 |
6Ptengine(ピーティーエンジン)
ヒートマップ分析と ABテスト・Web接客を一体化したツールです。 離脱要因をヒートマップで見つけ、 そのまま施策を出し分け・テストできます。 分析と改善をワンストップで回したい中小〜中堅企業に向いています。
| 提供元 | 株式会社Ptmind |
|---|---|
| 特徴 | ヒートマップ+AB/Web接客 |
| こんな企業に | 分析と改善をワンストップで |
| メリット | ヒートマップでの発見からABテスト・接客までワンストップ |
| 注意点 | 大規模サイトの高度な統計分析はグローバルツールの方が強い場合がある |
7SiTest(サイテスト)
ヒートマップ解析・ABテスト・EFO などを一体化した国産の LPO/解析ツールです。 サイトの課題発見から改善までを1つで扱えます。 解析と LPO をまとめて国産ツールで行いたい企業に向いています。
| 提供元 | 株式会社グラッドキューブ |
|---|---|
| 特徴 | 解析+AB/LPO/EFO一体・国産 |
| こんな企業に | 解析とLPOをまとめて国産で |
| メリット | 解析・AB・LPO・EFOを1つの国産ツールで完結できる |
| 注意点 | 多機能な分、使いこなすには一定の学習が必要 |
8Juicer(ジューサー)
無料から使えるユーザー分析(DMP)ツールです。 サイト訪問者のペルソナ分析やアンケートで、 改善仮説の材料を得られます。 まず無料でユーザー像を掴み、 CVR改善の仮説を立てたい企業に向いています。
| 提供元 | 株式会社ジーニー |
|---|---|
| 特徴 | 無料・ユーザー分析/ペルソナ |
| こんな企業に | 無料でユーザー像を掴みたい |
| メリット | 無料でペルソナ分析・アンケートによる仮説材料が得られる |
| 注意点 | ABテスト自体の実施機能ではなく、分析・仮説立案の段階のツール |
9Googleアナリティクス4(GA4)
Google の無料アクセス解析です。 コンバージョン経路やページ別のパフォーマンスを把握でき、 改善すべき箇所の特定に役立ちます。 ABテスト専用ではありませんが、 CVR改善の分析の土台として必須。 まず無料で改善対象を見つけたい企業に向いています。
| 提供元 | |
|---|---|
| 特徴 | 無料・CV経路/ページ分析 |
| こんな企業に | 無料で改善対象を特定したい |
| メリット | 無料でCV経路・ページ別パフォーマンスを把握できる |
| 注意点 | ABテスト専用ツールではなく、分析の土台としての位置づけ |
10Contentsquare(コンテンツスクエア)
サイト/アプリのユーザー体験(UX)を高度に分析するツールです。 詳細なヒートマップやゾーニング分析で、 離脱・機会損失を可視化。 大規模サイトで体験の改善を精緻に進めたい企業に向いています。
| 提供元 | Contentsquare |
|---|---|
| 特徴 | 高度なUX/体験分析 |
| こんな企業に | 大規模に体験改善を進めたい |
| メリット | 詳細なヒートマップ・ゾーニング分析で離脱・機会損失を可視化 |
| 注意点 | 大規模サイト向けで、小規模サイトには機能・コストが過剰な場合がある |
よくある質問
ABテストツールとヒートマップツールの違いは何ですか?
ヒートマップツールはクリック・スクロール・視線の動きなどユーザーの行動を可視化し離脱要因の仮説を立てるのに使い、 ABテストツールは立てた仮説に基づき複数パターンを実際に出し分けて効果を検証するために使います。 Ptengine・SiTestなど両方を一体で提供するツールもあります。
無料で使えるCVR改善ツールはありますか?
GA4は無料でコンバージョン経路やページ別のパフォーマンスを把握できます。 JuicerもDMP機能を無料範囲から利用できます。 ABテスト自体を無料で行えるツールは限られるため、 まず無料ツールで改善対象を見つけ、 その後ABテストツールを導入する流れが一般的です。
ABテストツールの導入に開発・実装の知識は必要ですか?
VWOやOptimizelyはノーコードで管理画面から出し分けパターンを作成できます。 ただしテストの設計・統計的な有意差の判断には一定の知識が必要で、 DLPOやKAIZEN PLATFORMのように改善を伴走してもらえるサービスもあります。
大規模なアクセスがなくてもABテストは効果がありますか?
アクセス数が少ないと統計的に有意な差が出るまで時間がかかります。 BtoBサイトなどアクセスが限られる場合は、 来訪企業の行動を見ながらポップアップ等の打ち手を素早く試すアプローチも選択肢になります。
まとめ
- ABテスト・CVR改善ツールはテストの種類と規模/分析・気づきの機能/運用体制(自社か伴走か)で選ぶ。
- 本格ABテストなら VWO・Optimizely、 国産LPO+伴走なら DLPO・KAIZEN、 解析一体なら Ptengine・SiTest、 無料の土台なら GA4・Juicer など役割が分かれる。
- 大規模基盤より「来訪企業の行動を見て、 ポップアップ等の打ち手を素早く試す」ことから始めたい中小BtoBは、 grip space も選択肢。
来訪企業の行動を可視化し、 ポップアップなどの打ち手でCVを改善したい方は、 以下のフォームからお気軽にご相談ください。