更新日:2026年8月16日
Google Search Console(サーチコンソール)とは、自社サイトが Google 検索でどう扱われているかを確認できる無料のツールです。どんなキーワードで表示され、何回クリックされたか、ページが検索結果に登録されているかどうかを把握できます。
Google アナリティクスとは見ている場所が違います。アナリティクスがサイトに来た後の行動を見るのに対し、こちらは検索結果でのふるまい、つまり来る前を見ます。
この記事では、まず押さえるべき4つの画面に絞って説明します。
アナリティクスとの違い
| Search Console | Google アナリティクス | |
|---|---|---|
| 見る対象 | 検索結果でのふるまい | サイト訪問後の行動 |
| 分かること | 検索語句、表示回数、掲載順位 | 流入経路、閲覧ページ、CV |
| データ元 | Google 検索 | サイトに設置した計測タグ |
| 使う場面 | SEO の改善 | サイト全体の改善 |
両方を見て初めて「どんな語句で来て、来た後どうしたか」がつながります。Search Console 側で連携設定をしておくと、アナリティクス上でも検索語句を確認できます。
① 検索パフォーマンス
最もよく使う画面です。4つの数字が並びます。
| 指標 | 意味 | 改善の方向 |
|---|---|---|
| 表示回数 | 検索結果に表示された回数 | コンテンツを増やす、対象語句を広げる |
| クリック数 | 実際にクリックされた回数 | — |
| CTR | クリック率(クリック ÷ 表示) | タイトルと説明文を見直す |
| 平均掲載順位 | 検索結果での平均の位置 | コンテンツの質を上げる |
見るべきは「表示回数は多いのに CTR が低い」ページです。検索結果には出ているのにクリックされていない状態で、タイトルと説明文の改善だけで流入が増える余地があります。
掲載順位が 11〜20 位のページも狙い目です。あと少しで 1 ページ目に入るため、内容を足すだけで流入が跳ねることがあります。
② インデックス登録
ページが検索結果に登録されているかを確認します。登録されていなければ、どれだけ良い記事でも検索には出ません。
| 状態 | 意味 | 対処 |
|---|---|---|
| 登録済み | 検索結果に出る | — |
| 検出 — インデックス未登録 | 存在は知られているが未登録 | 内容の質、内部リンクを見直す |
| クロール済み — インデックス未登録 | 読まれたが登録されなかった | 類似ページとの重複を疑う |
| 除外(noindex) | 意図的に除外 | 意図どおりか確認する |
| 重複 | 別ページが正規と判断された | canonical の設定を確認する |
新しく公開した記事が登録されないときは、この画面で URL を検査し、インデックス登録をリクエストできます。
③ サイトマップ
サイト内のURL一覧(sitemap.xml)を Google に伝える画面です。登録しておくと、新しいページが見つけられやすくなります。
- 送信後は「成功しました」と表示されるか確認する
- 検出された URL 数が実際のページ数と大きく違う場合は、sitemap の生成を疑う
- サイトマップを更新したら、再送信は不要(自動で再取得される)
④ ページエクスペリエンス
表示速度や操作性に関する指標(Core Web Vitals)を確認できます。
| 指標 | 見ているもの | 目安 |
|---|---|---|
| LCP | 主要な要素が表示されるまでの時間 | 2.5 秒以内 |
| INP | 操作に反応するまでの時間 | 200 ミリ秒以内 |
| CLS | 表示中のレイアウトのずれ | 0.1 以内 |
順位への影響は限定的ですが、遅いページは離脱されます。SEO というより CVR の問題として捉えたほうが実務的です。
CVにつなげる見方
Search Console 単体では「流入まで」しか分かりません。実務では次の順で追います。
| 段階 | 見る場所 | 数字 |
|---|---|---|
| 検索での表示 | Search Console | 表示回数、掲載順位 |
| クリック | Search Console | クリック数、CTR |
| サイト内の行動 | アナリティクス | 閲覧ページ、滞在 |
| 問い合わせ | フォームの記録 | CV 数 |
| 商談・受注 | 営業側の記録 | 受注率 |
grip space では、検索からの流入とその後の問い合わせ・商談を同じ画面で追えるため、どのキーワードが受注につながったかまで確認できます。
まとめ
- Search Console は検索結果でのふるまいを見る無料ツール
- まず検索パフォーマンスで「表示は多いが CTR が低い」ページを探す
- 掲載順位 11〜20 位のページは改善効果が大きい
- インデックス未登録がないかを定期的に確認する
よくある質問
Search ConsoleとGoogleアナリティクスの違いは何ですか?
Search Consoleは検索結果でのふるまい(どんな語句で表示され、クリックされたか)を、アナリティクスはサイト訪問後の行動を見ます。前者は来る前、後者は来た後を見るツールです。
まず何を見ればよいですか?
検索パフォーマンスで「表示回数は多いのにCTRが低いページ」を探してください。検索結果には出ているのにクリックされていない状態なので、タイトルと説明文の改善だけで流入が増える余地があります。
記事を公開したのに検索に出てきません。
インデックス登録の画面でURLを検査してください。「検出 — インデックス未登録」であれば内容や内部リンクを見直し、インデックス登録をリクエストします。反映には数日から数週間かかります。
掲載順位は何位を目指せばよいですか?
11〜20位のページを10位以内に上げるのが効率的です。1ページ目に入るとクリック率が大きく変わるため、内容を足すだけで流入が跳ねることがあります。