
更新日:2026年8月21日
BtoBで使うマーケティングツールは種類が多く、比較記事を読むほど「どれも良さそうだが、自社にどれが要るのか分からない」状態になりがちです。
選定で失敗する原因のほとんどは、ツールの優劣ではなく、解こうとしている課題が特定できていないことにあります。
この記事では、BtoBマーケティングツールを7種類・21製品に整理し、それぞれが何を解き、何を解かないのかを先に示します。そのうえで、統合型と単機能の使い分け、担当者が少ない場合の選び方、導入後に使われなくなるパターンまでを扱います。
BtoCも含めたマーケティングツール全般の分類はマーケティングツールの種類と選び方で扱っています。この記事はBtoB・検討期間が長い商材を前提にしています。
grip space の料金は、フリープランを含む3プランでご用意しています。 料金プランを見る
BtoBマーケティングツールとは
BtoBにおけるマーケティングツールとは、集客から受注までの工程のうち、人手でやると量がこなせない部分・記録が残らない部分をソフトウェアで肩代わりする仕組みの総称です。
「マーケティングツール」という一つの製品カテゴリがあるわけではなく、実際には解く課題ごとに別々の製品群が存在します。比較検討が難しくなる理由もここにあります。解く課題が違うものを、同じ土俵で比べようとしているのが実態です。
| ツールが得意なこと | ツールが解決しないこと |
|---|---|
| 大量の記録を漏れなく残す | 何を売るか、誰に売るかを決める |
| 条件に合う相手を機械的に抽出する | 刺さる提案内容を考える |
| 決めた手順を決めた時刻に実行する | 実行すべき手順を設計する |
| 結果を数字で突き合わせる | 数字が動かない原因を判断する |
右列は人間の仕事です。ここを埋めないままツールを導入しても、空の箱が増えるだけになります。逆に言えば、右列が決まっていれば、必要なツールは自動的に絞れます。
業務プロセスとツールの対応
BtoBの場合、集客から受注までは大きく5工程に分かれます。どの工程が詰まっているかで、必要なツールが変わります。
| 工程 | やること | 主に使うツール |
|---|---|---|
| 集客 | サイトへ人を集める | SEO / Web広告 |
| 把握 | 誰が来ているかを知る | アクセス解析 / 来訪企業の可視化 |
| 獲得 | 連絡先を得る | フォーム / LP / サイト内接客 |
| 育成 | 検討度を上げる | MA / メール配信 |
| 商談・受注 | 案件を管理する | SFA / CRM |
順に導入する必要はありませんが、詰まっていない工程のツールを入れても数字は動きません。「MAを入れたが成果が出ない」の多くは、育成すべきリードがそもそも足りていない、つまり詰まっているのが獲得工程だったというケースです。
自社がどこで失っているかを切り分ける方法は、BtoBマーケティングでよくある失敗でも扱っています。
種類別の特徴一覧
7種類の全体像です。詳細はこのあと個別に扱います。
| 種類 | 解く課題 | 向いている状況 | 限界 |
|---|---|---|---|
| アクセス解析 | サイトの現状把握 | 全社(最初に入れる) | 個人・企業までは分からない |
| 来訪企業の可視化 | 匿名の来訪を社名にする | 問い合わせ前の見込みを拾いたい | IP登録の無い企業は特定できない |
| MA | 獲得後の放置を防ぐ | リードが貯まっている | リードが少ないと効果が出ない |
| SFA・CRM | 商談の属人化を防ぐ | 営業が複数名いる | 入力されないと機能しない |
| フォーム・LP | 離脱を減らす | 流入はあるがCVが少ない | 流入が無いと改善余地も無い |
| SEO・Web広告 | 流入を増やす | そもそも人が来ていない | 受け皿が弱いと費用が無駄になる |
| サイト内接客 | 見ている人に声をかける | 回遊はあるがCVしない | 出しすぎると逆効果 |
「限界」の列を先に読むことをおすすめします。比較表の多くは機能の多さを競いますが、実際の失敗は、そのツールが構造的に解けない問題に当てようとしたときに起きます。
BtoBマーケティングツールおすすめ21選
ここまでの7種類それぞれについて、BtoBでよく検討される代表的なツールを3つずつ挙げます。並び順は優劣ではありません。同じ枠のツールでも想定している企業規模が違うため、自社のフェーズに合うものを見てください。
各製品の説明は、2026年8月21日時点の公式サイトに記載されている内容をもとにしています。料金・機能・プラン構成は改定されるため、最新の情報は必ず公式サイトでご確認ください。金額を具体的に記載しているのは自社ツール(grip space)のみです。
アクセス解析(1〜3)
1Google アナリティクス(GA4)

Google アナリティクス(GA4)は、Google が無料で提供しているアクセス解析ツールです。サイトに計測タグを1つ入れるだけで、どこから何人来て、どのページが読まれ、どこで離脱したかを記録できます。BtoB・BtoC を問わず事実上の標準になっており、他のツールの多くも GA4 との連携を前提に作られています。
特徴
- タグを1本入れるだけで、その日から流入・閲覧・離脱が記録される
- 無料で使えるため、まず現状を数字にする用途で最初に入れられる
注意したいのは、GA4 が返すのは「セッション」であって「どの会社が来たか」ではない点です。月間1,000セッションあっても、そのうち何社が検討中の企業なのかは分かりません。BtoB で検討度を測りたい場合は、次の「来訪企業の可視化」と組み合わせる前提で考えてください。
| 対象 | BtoB・BtoC |
|---|---|
| 料金目安 | 無料(大規模向けの有料版 Analytics 360 あり) |
| こんな企業におすすめ | まず自社サイトの現状を数字で把握したいすべての企業 |
| 注意点 | 個人・企業の特定はできない。使いこなすには設定の学習が要る |
2Microsoft Clarity

Microsoft Clarity は、ヒートマップとセッション録画を無料で使えるアクセス解析ツールです。公式サイトでは「無期限で無料」と明記されており、利用できるデータ量に上限を設けていない点が特徴です。数字ではなく実際の操作を目で見て確認できます。
特徴
- ヒートマップとセッション録画が無期限で無料で使える
- どこまで読まれ、どこで手が止まったかを映像として確認できる
GA4 が「何人来たか」を教えるのに対し、Clarity は「その人がページ上で何をしたか」を見せます。フォームの離脱理由や、読まれていないセクションの特定に向いています。改善対象のページが決まっているときに効果を発揮するツールです。
| 対象 | BtoB・BtoC |
|---|---|
| 料金目安 | 無料 |
| こんな企業におすすめ | LPやフォームの改善点を具体的に見つけたい企業 |
| 注意点 | 流入元の分析はGA4の領域。単体では集客の判断材料にならない |
3Adobe Analytics

Adobe Analytics は、アドビが提供する大規模サイト向けの分析プラットフォームです。データ収集から処理・分析・レポートまでを一元化し、チャネルや時間軸をまたいで顧客IDとインタラクションを統合できる点を打ち出しています。
特徴
- チャネル横断で顧客の行動を統合し、細かな条件で分析できる
- 自社の分析要件に合わせた作り込みができる
自由度が高い反面、設計と運用に専任の担当者を前提とする製品です。担当が1〜2名の会社が導入すると、設定が終わらないまま契約だけが続くことになりがちです。分析要件が固まっていて、それを扱う人がいる場合の選択肢と考えてください。
| 対象 | 中堅〜大企業 |
|---|---|
| 料金目安 | 要問い合わせ(公式サイトの「導入のご相談」から) |
| こんな企業におすすめ | 専任のアナリストがいて、分析要件が固まっている企業 |
| 注意点 | 中小企業には機能・費用ともにオーバースペックになりやすい |
来訪企業の可視化(4〜6)
4grip space当サイト

grip space は、当社(ibis studio)が開発している国産のマーケティングツールです。来訪企業の可視化を土台に、フォーム・バナー・チャットボット・メール配信・フォーム営業・SEO/広告の管理までを1つのアカウントで扱えます。想定しているのは、担当者が1〜2名の会社です。
特徴
- 来訪企業の可視化だけならフリープラン(0円)のまま使い続けられる
- 計測から施策・レポートまで同じ画面で完結し、ツール間の連携設定が要らない
まず現状を数字にしたい段階であれば、フリープランで来訪企業の可視化だけを回す使い方ができます。タグを設置した時点からデータが貯まり始めるので、自社にどの工程の課題があるかを確認してから、有料に移すかを判断できます。
| 対象 | BtoB(中小企業) |
|---|---|
| 料金目安 | フリー 0円/スターター 月額8,800円/スタンダード 初期50,000円+月額25,000円(すべて税込) |
| こんな企業におすすめ | 担当が1〜2名で、複数ツールを繋ぐ工数をかけられない企業 |
| 注意点 | 大企業向けの高度なシナリオ設計や、細かなクロス集計は持たない |
5List Finder

List Finder は、株式会社Shanon が提供する BtoB 向けの国産 MA です。公式サイトでは「“ちょうどいい”MA」を掲げ、BtoB企業に必要な機能を絞って提供する方針を打ち出しています。動き出した見込み顧客を逃さず商談につなげる、という設計です。
特徴
- 来訪企業の可視化とスコアリングで、動きのある企業を営業に渡せる
- BtoBに必要な機能に絞られており、機能過多になりにくい
営業部門が主導して導入するケースに向いています。「誰が今動いているか」を営業に渡すことを主眼にしているため、コンテンツを大量に配信して育成する用途よりも、既存の見込み客から商談を掘り起こす用途に噛み合います。
| 対象 | BtoB |
|---|---|
| 料金目安 | 要問い合わせ(公式サイトに「0円で始める」の導線あり) |
| こんな企業におすすめ | 営業主導でMAを始めたいBtoB企業 |
| 注意点 | BtoC向けの大量配信やECの用途は想定されていない |
6SATORI

SATORI は、SATORI株式会社が提供する国産の MA です。公式サイトでは導入実績1,500社以上と記載されています。最大の特徴は、まだフォームを送信していない匿名の見込み顧客にも接点を作れる点で、実名リードになる前からアプローチできます。
特徴
- 匿名の見込み顧客にもポップアップ等で働きかけられる
- 国産で日本語サポートを受けながら運用できる
フォーム送信を待つのではなく、検討の初期段階から接触したい企業に向いています。一方で価格帯は中堅〜大企業向けで、リードが数十件しかない段階の会社が導入すると、動かす対象が足りず費用対効果が出ません。
| 対象 | BtoB(中堅〜大企業) |
|---|---|
| 料金目安 | 要問い合わせ(公式サイトの料金ページ参照) |
| こんな企業におすすめ | 匿名段階のリード発掘を重視するBtoB企業 |
| 注意点 | リードが少ない段階では投資に見合いにくい |
MA(7〜9)
7HubSpot Marketing Hub

HubSpot Marketing Hub は、CRM を中核に据えた包括型プラットフォームの、マーケティング領域を担うプロダクトです。メール・LP・フォーム・SNS・広告までを1つの管理画面で扱え、営業(Sales Hub)やサポート(Service Hub)と同じ顧客データを共有できます。
特徴
- マーケ・営業・サポートを同じ顧客データの上で一気通貫に運用できる
- 無料枠から始め、Starter・Professional へ段階的に広げられる
テンプレートと学習コンテンツが充実しており、やりたいことに対して手段が揃っています。一方で、本格的に使うと上位プランに到達しやすく、中小企業には月額が重くなりがちです。独自の用語や設計思想を覚える学習コストも一定かかります。
| 対象 | BtoB・BtoC(中堅〜大企業) |
|---|---|
| 料金目安 | 無料枠あり。有料は公式の価格表を参照 |
| こんな企業におすすめ | 段階的に多機能を使いたい企業、グローバル展開する企業 |
| 注意点 | 本格活用には上位プランが必要になりやすい |
8Account Engagement(旧 Pardot)

Account Engagement は、Salesforce が提供する BtoB 向けの MA です(旧称 Pardot)。リードと取引先の獲得・評価から、顧客の育成、案件の加速までを Salesforce のデータと同じ土台で扱える点が最大の特徴です。
特徴
- Salesforce の商談・案件データと同じ基盤で、リードの引き渡しを設計できる
- スコアリングやナーチャリングのフローを細かく作り込める
すでに Salesforce で商談管理をしている企業には、マーケと営業の間でデータが分断されないという大きな利点があります。逆に Salesforce を使っていない場合は、ライセンスとセットになるため価格が高くなり、選択肢に入りにくくなります。
| 対象 | BtoB(中堅〜大企業) |
|---|---|
| 料金目安 | 要問い合わせ(公式の価格ページ参照) |
| こんな企業におすすめ | すでにSalesforceを運用している企業 |
| 注意点 | Salesforce前提のため、単体導入だと割高になりやすい |
9BowNow

BowNow は、Cloud CIRCUS(クラウドサーカス株式会社)が提供する国産 MA です。公式サイトでは「国内シェア7年連続No.1」(出典:株式会社DataSign「DataSign Webサービス調査レポート」2019年〜2025年)と記載しており、はじめて MA を導入する中小企業を主な対象にしています。
特徴
- 無料でアカウントを発行でき、導入のハードルが低い
- はじめてのMA導入に必要な機能に絞ったシンプルな設計
「まず使い始める」ことを重視した設計で、無料の範囲で MA が自社に合うかを試せるのが利点です。一方、無料プランは機能とデータ量に上限があり、リード数や配信量が増えた段階では有料への切り替えが前提になります。
| 対象 | BtoB(中小・スタートアップ) |
|---|---|
| 料金目安 | 無料プランあり。有料は公式の料金ページを参照 |
| こんな企業におすすめ | はじめてMAを導入する中小企業 |
| 注意点 | 大企業向けの高度なシナリオ設計・ABM機能は限定的 |
SFA・CRM(10〜12)
10Agentforce Sales(旧 Sales Cloud)

Salesforce の営業向けプロダクトで、2026年8月時点の公式サイトでは「Agentforce Sales(旧Sales Cloud)」と表記されています。見込み客の発掘から成約まで、案件サイクルのあらゆる段階を管理でき、SFA/CRM の事実上の標準的な選択肢です。
特徴
- 商談パイプラインから活動履歴、予実管理までを標準で備える
- 外部サービスとの連携先が多く、拡張性が高い
営業が複数チームに分かれ、案件数も多い規模で力を発揮します。ただし入力されなければ何も分かりません。導入時は機能の多さより、現場が毎日入力し続けられる設計にできるかを先に確認してください。
| 対象 | BtoB・BtoC(中堅〜大企業) |
|---|---|
| 料金目安 | 要問い合わせ(公式の価格ページ参照) |
| こんな企業におすすめ | 営業が複数チームあり、案件管理を標準化したい企業 |
| 注意点 | 設定と定着の工数が大きい。少人数だと持て余しやすい |
11kintone

kintone は、サイボウズが提供する業務改善プラットフォームです。公式サイトでは「AIとノーコードで、現場の業務にフィットする業務アプリをつくれる」と説明されており、案件管理や顧客管理を自社の運用に合わせて作れるのが特徴です。
特徴
- ノーコードで、自社の業務フローどおりのアプリを作れる
- 案件管理以外の社内業務もまとめて載せられる
既製の SFA に業務を合わせるのではなく、今の運用のまま仕組みだけ載せ替えたい場合に向いています。裏を返すと、設計を自社で決める必要があるため、「何をどう管理するか」が固まっていないと作り始められません。
| 対象 | BtoB・BtoC(規模を問わない) |
|---|---|
| 料金目安 | 要問い合わせ(無料お試しあり) |
| こんな企業におすすめ | 既存の運用を変えずにデータを一元化したい企業 |
| 注意点 | 標準のSFA機能を期待すると物足りない。自社で設計が必要 |
12Zoho CRM

Zoho CRM は、ゾーホージャパンが提供する CRM/SFA です。公式サイトでは「機能の網羅性」と「使いやすさ」を追求したツールと位置づけており、15日間の無料トライアル後は自動で無料プランに移行する形をとっています。
特徴
- 低価格帯から始められ、小規模でも導入しやすい
- 15日間の無料トライアル後、無料プランに自動移行して試し続けられる
コストを抑えつつ CRM/SFA の基本を押さえたい場合の選択肢です。同社の他サービス(メール配信など)と組み合わせて使う設計になっており、Zoho で揃えるほど連携の手間が減ります。逆に他社ツールと混在させると、連携の設計が必要になります。
| 対象 | BtoB・BtoC(小〜中規模) |
|---|---|
| 料金目安 | 無料プランあり。有料は公式の料金ページを参照 |
| こんな企業におすすめ | コストを抑えてCRM/SFAを始めたい企業 |
| 注意点 | 他社ツールと混在させると連携の設計が必要になる |
フォーム・LP・CVR改善(13〜15)
13formrun

formrun は、株式会社ベーシックが提供するフォーム作成ツールです。公式サイトでは累計導入ユーザー数55万ユーザー突破と記載されており、「入力しやすいフォームが30秒で作れる」ことを打ち出しています。作成だけでなく、届いた問い合わせの対応管理まで扱えます。
特徴
- テンプレートからフォームを作成でき、HTMLを書かずに公開できる
- 届いた問い合わせをカンバン形式で管理し、対応漏れを防げる
EFO(入力補助)機能を備えており、入力途中の離脱を減らす用途に直接効きます。フォームを作る道具としてだけでなく、問い合わせ後の対応フローまで含めて整えたい場合に噛み合います。
| 対象 | BtoB・BtoC |
|---|---|
| 料金目安 | 無料プランあり。有料は公式の料金ページを参照 |
| こんな企業におすすめ | フォームの離脱を減らし、問い合わせ対応も整えたい企業 |
| 注意点 | リードの育成(メール配信・シナリオ)は別ツールが必要 |
14Google フォーム

Google フォームは、Google が提供する無料のオンラインフォーム作成ツールです。複数の質問形式をドラッグ&ドロップで組み合わせてフォームを作成でき、回答はそのままスプレッドシートに集計されます。
特徴
- 無料で、その日のうちに問い合わせの受け皿を用意できる
- 回答がスプレッドシートに集まり、集計の手間がかからない
とにかく受け皿をゼロから用意する段階では十分です。一方で、自社サイトのデザインに馴染ませる、入力補助で離脱を減らす、送信をCVとして計測する、といった改善は苦手です。問い合わせ数が増えてきたら専用のフォームツールへの移行を検討してください。
| 対象 | BtoB・BtoC |
|---|---|
| 料金目安 | 無料(Google Workspace に含まれる) |
| こんな企業におすすめ | まず問い合わせの受け口を作りたい企業 |
| 注意点 | デザインの自由度・EFO・CV計測は弱い |
15ペライチ

ペライチは、株式会社ペライチが提供するホームページ・LP 作成ツールです。公式サイトでは累計会員数60万人突破、初期費用・サーバー維持費0円と記載されており、専門知識がなくてもページを作成・公開できることを打ち出しています。
特徴
- 初期費用0円で、テンプレートからLPを作成・公開できる
- デザインやプログラミングの知識がなくても運用できる
施策ごとに LP を作りたいが、都度の制作外注に費用と時間をかけられない場合に向いています。逆に、既存サイトと同じデザイン体系で厳密に作りたい場合や、複雑な機能を載せたい場合は制作会社に依頼するほうが早くなります。
| 対象 | BtoB・BtoC(小規模) |
|---|---|
| 料金目安 | 無料プランあり。有料は公式の料金プランを参照 |
| こんな企業におすすめ | 制作を外注せずに自社でLPを回したい企業 |
| 注意点 | 大規模サイトや複雑な機能の実装には向かない |
SEO・Web広告(16〜18)
16Google サーチコンソール

Google サーチコンソールは、Google 検索での自社サイトの状況を確認できる無料ツールです。どのようなクエリで自社が表示され、何回クリックされ、掲載順位が何位なのかを確認でき、インデックス登録の申請もここから行います。
特徴
- どの検索クエリで表示・クリックされているかを無料で確認できる
- インデックス登録やサイトマップの送信もここから行える
SEO を始めるならまずここを見る、という位置づけのツールです。「表示回数は横ばいなのに順位が下がっている」といった変化に気づけます。GA4 と併せて、この2つは無料なので入れない理由がありません。
| 対象 | BtoB・BtoC |
|---|---|
| 料金目安 | 無料 |
| こんな企業におすすめ | 検索からの流入を増やしたいすべての企業 |
| 注意点 | 競合の状況は分からない。データの保持期間にも上限がある |
17Semrush

Semrush は、キーワード調査・競合分析・順位計測を扱う SEO プラットフォームです。2026年8月時点の公式サイトではロゴに「An Adobe Company」と表記されており、近年は AI 検索での可視性(AI Visibility)の計測にも領域を広げています。
特徴
- キーワード調査から競合分析、順位計測までを1つで扱える
- AI検索での言及・可視性の計測にも対応を広げている
サーチコンソールが「自社がどう見えているか」しか分からないのに対し、Semrush は競合がどのキーワードで流入を得ているかまで踏み込めます。コンテンツを継続的に作る体制がある企業ほど、投資に見合います。
| 対象 | BtoB・BtoC |
|---|---|
| 料金目安 | 無償版あり。有料は公式の価格ページを参照 |
| こんな企業におすすめ | SEOに本腰を入れ、競合分析まで行う企業 |
| 注意点 | 使いこなすには担当者の時間が要る。作る体制が無いと持て余す |
18Ahrefs

Ahrefs は、被リンクや競合の流入キーワードの調査に強い SEO ツールです。公式サイトでは「SEO から AI 検索、その先の未来で確実に発見されるビジネスへ」を掲げ、検索順位から AI の回答までを対象にしたデータを提供しています。
特徴
- 被リンクの調査と、競合サイトの流入キーワードの分析に強い
- 検索順位だけでなくAIの回答での露出も対象にしている
コンテンツの企画段階で、「どのテーマなら勝てるか」を事前に見積もる用途に向いています。逆に、記事を作る体制がまだ無い段階で契約しても、調べた結果を実行に移せません。導入は制作体制とセットで考えてください。
| 対象 | BtoB・BtoC |
|---|---|
| 料金目安 | 無料で始められる導線あり。有料は公式の料金プランを参照 |
| こんな企業におすすめ | コンテンツを継続的に作る体制がある企業 |
| 注意点 | 調査結果を実行に移す制作体制が無いと成果につながらない |
サイト内接客(19〜21)
19KARTE

KARTE は、株式会社プレイドが提供する CX(顧客体験)プラットフォームです。公式サイトでは、独自のリアルタイムデータ解析基盤と AI を掛け合わせ、戦略策定から実行まで伴走する体制を特徴として挙げています。
特徴
- サイト訪問者の行動をリアルタイムに解析し、その場で接客を出し分けられる
- 戦略策定から実行までの支援体制がある
訪問者の数が多く、セグメントごとに出し分ける価値が生まれる規模で効果を発揮します。導入企業には大手が多く並びます。逆に月間数百セッションの段階では、出し分ける母数がないため投資に見合いません。
| 対象 | BtoB・BtoC(中堅〜大企業) |
|---|---|
| 料金目安 | 要問い合わせ |
| こんな企業におすすめ | PVが多く、セグメント別の出し分けが効く企業 |
| 注意点 | 訪問数が少ない段階では効果が出にくい |
20チャネルトーク

チャネルトークは、株式会社Channel Corporation が提供するチャット接客・問い合わせ対応ツールです。公式サイトでは世界245,533社が導入と記載されており、問い合わせ対応から分析、社内チャットまでを1つで扱う方針を打ち出しています。
特徴
- チャットでの有人対応とAIによる自動応答を組み合わせられる
- 問い合わせ対応と社内のやりとりを同じツールで扱える
自動応答だけで完結させるのではなく、そのまま人が引き継いで会話できるのが特徴です。問い合わせ対応に人を割ける体制がある企業ほど噛み合います。逆に返信できる人がいないと、チャットを置いたことがかえって不信につながります。
| 対象 | BtoB・BtoC |
|---|---|
| 料金目安 | 無料で体験できる導線あり。有料は公式の料金ページを参照 |
| こんな企業におすすめ | 問い合わせ対応に人を割ける企業 |
| 注意点 | 返信体制が無いまま設置すると逆効果になる |
21sinclo

sinclo は、株式会社メディアリンクが提供するチャットボット型の Web 接客ツールです。公式サイトでは「ノーコードでWebサイトに革命を」を掲げ、チャットボットツールの顧客満足度No.1(2019年4月、ゼネラルリサーチ調べ)と記載しています。
特徴
- ノーコードでシナリオを組み、自動応答から始められる
- シナリオの分岐を画面上で組み立てられる
まず自動応答から小さく始めたい場合に向いています。有人対応の体制を用意する前でも、よくある質問への回答と資料請求への導線だけを置く、といった使い方ができます。ただし出しすぎると離脱が増えるため、出す条件は絞ってください。
| 対象 | BtoB・BtoC |
|---|---|
| 料金目安 | 要問い合わせ(無料トライアルあり) |
| こんな企業におすすめ | まずは自動応答からWeb接客を始めたい企業 |
| 注意点 | 全ページ・全訪問者に出すと離脱が増える。条件を絞る前提 |
21ツールの早見表
| 種類 | ツール | まず無料で試せるもの |
|---|---|---|
| アクセス解析 | GA4 / Microsoft Clarity / Adobe Analytics | GA4、Clarity |
| 来訪企業の可視化 | grip space / List Finder / SATORI | grip space(フリープラン) |
| MA | HubSpot / Account Engagement / BowNow | BowNow、HubSpot(無料枠) |
| SFA・CRM | Agentforce Sales / kintone / Zoho CRM | Zoho CRM、kintone(お試し) |
| フォーム・LP | formrun / Google フォーム / ペライチ | Google フォーム、formrun |
| SEO・広告 | サーチコンソール / Semrush / Ahrefs | サーチコンソール |
| サイト内接客 | KARTE / チャネルトーク / sinclo | チャネルトーク(体験) |
21個から選ぶのではなく、まず自社がどの行に該当するかを決めてください。行が決まれば候補は3つです。どの行かの判断は、次の「選び方の5つのポイント」で扱います。
アクセス解析・来訪企業の可視化
最初に入れるべきは計測です。現状が数字になっていないと、他のどのツールが必要かも判断できません。
アクセス解析
Google アナリティクスに代表される、サイトの閲覧状況を集計するツールです。どのページが見られ、どこで離脱しているかが分かります。ほぼ全ての企業が導入済みで、無料で始められます。
ただしBtoBでは、これだけでは足りません。アクセス解析が返すのは「セッション」であって「どの会社が来たか」ではないためです。月間1,000セッションあっても、そのうち何社が検討中の企業なのかは分かりません。
来訪企業の可視化
アクセス元のIPアドレスから組織を判定し、匿名の来訪を社名として表示する仕組みです。問い合わせ前の段階で「どの企業が、どのページを、何回見たか」が分かります。
| できること | できないこと |
|---|---|
| 来訪した企業名の特定 | 個人名の特定(法令上も行わない) |
| 閲覧ページ・回数・滞在の把握 | IP登録の無い企業の判定 |
| 再訪や料金ページ閲覧の検知 | モバイル回線・VPN経由の判定 |
特定できない来訪が一定数残る点は、導入前に把握しておくべきです。「全ての来訪が社名になる」という前提で計画すると、期待とずれます。詳しくはIPアドレス解析で来訪企業を特定する仕組みで解説しています。
MA(マーケティングオートメーション)
獲得したリードに対して、メール配信やスコアリングを自動で行うツールです。HubSpot、Marketo、Pardot、SATORI などが代表的です。
MAが解くのは「獲得したのに放置されている」問題です。名刺やフォーム経由で連絡先は集まっているのに、営業が追いきれず数か月手つかず、という状態を自動化で埋めます。
| MAが効く条件 | 効かない条件 |
|---|---|
| リードが数百件以上貯まっている | リードが数十件しかない |
| 検討期間が長い商材 | その場で決まる商材 |
| 送る中身を作れる体制がある | 配信するコンテンツが無い |
| 誰が反応したかを追える | 反応を見る運用者がいない |
MAで最も多い失敗は、シナリオを作り込みすぎることです。分岐を増やすほど、どの分岐が効いたのか分からなくなり、修正もできなくなります。最初は「資料請求から3日後・7日後・14日後に送る」程度の直線的な流れで十分です。
設計の考え方はリードナーチャリングの進め方にまとめています。
SFA・CRM
SFAは商談の進捗、CRMは顧客との関係を管理するツールです。Salesforce、HubSpot、Zoho CRM などが代表的で、両方の機能を持つ製品も多くあります。
解くのは属人化です。担当者の頭の中にしかない商談状況を、組織が見える形にします。
一方で、導入後に使われなくなる筆頭でもあります。原因は機能ではなく構造にあります。
| 構造 | 結果 |
|---|---|
| 入力するのは営業 | 作業が増える |
| レポートを見るのは管理側 | 入力の見返りが本人に無い |
| 入力しないと数字が出ない | 催促が始まる |
| 催促されて埋めるだけになる | 中身が形骸化する |
対策は、手入力を減らして自動で貯まる情報の比率を上げることです。来訪履歴・資料の閲覧・メールの開封は、担当者が何もしなくても記録されます。入力項目を削り、自動記録で代替できる部分は代替する。定着するかどうかはこの設計で決まります。
詳しくはSFA導入の進め方で扱っています。
フォーム・LP・CVR改善
流入はあるのにCVが少ない場合、受け皿の問題です。ここは費用をかけずに改善幅が大きい領域で、優先度は高めに置いて構いません。
| 打ち手 | 効果の出方 |
|---|---|
| 入力項目を減らす | 離脱が減る。効果が最も安定する |
| 入力補助(EFO)を入れる | 入力途中の離脱が減る |
| 確認画面を省く | 完了までの手数が減る |
| スマホでの表示を直す | 流入の半分以上に効くことがある |
| LPの見出しを変える | 効果は大きいが当たり外れがある |
項目を減らすのが最優先です。「役職」「従業員数」「導入時期」といった項目は、営業にとっては欲しい情報ですが、入力する側には手間でしかありません。獲得後に来訪企業の情報から補える項目は、フォームから外すのが合理的です。
SEO・Web広告
流入そのものが足りない場合の手段です。SEOは時間がかかるが積み上がる、広告は即効性があるが止めると消える、という性質の違いがあります。
| SEO | Web広告 | |
|---|---|---|
| 効果が出るまで | 数か月〜1年 | 即日 |
| 止めたとき | しばらく残る | すぐ止まる |
| 費用の性質 | 制作費(人件費) | 変動費 |
| 検証のしやすさ | 遅い | 速い |
| 向く状況 | 中期で基盤を作る | 今期の数字が要る |
受け皿が弱い状態で広告を出すと、費用がそのまま無駄になります。フォームの改善を先にやるだけで、同じ広告費で得られる件数が変わります。順番としては、計測 → 受け皿 → 集客が安全です。
短期と中期の配分については短期の数字と中期の基盤を両立させるで詳しく扱っています。
サイト内接客(バナー・チャットボット)
サイトを見ている最中の人に、ポップアップやチャットで声をかける仕組みです。回遊はしているがCVに至らない層に効きます。
| 出し方 | 結果 |
|---|---|
| 全ページ・全員に即表示 | 邪魔になり、離脱を招く |
| 特定ページで、一定秒数後 | 検討中の人にだけ届く |
| 再訪時にだけ表示 | 初回の閲覧を妨げない |
| 一度閉じたら再表示しない | 不快感を残さない |
出しすぎは逆効果です。料金ページを2回以上見た人、といった条件を付けるだけで、同じバナーでも受け取られ方が変わります。設計はチャットボットの活用を参照してください。
選び方の5つのポイント
製品ごとの機能比較に入る前に、次の5点を先に決めます。ここが決まっていれば、候補は数個まで絞れます。
| 観点 | 確認すること | 見落とすと |
|---|---|---|
| ①解く課題 | どの工程が詰まっているか | 不要な機能に払い続ける |
| ②運用人数 | 誰が何時間使えるか | 設定が終わらず放置される |
| ③データの繋がり | 既存ツールと突き合わせられるか | 名寄せが手作業になる |
| ④総額 | 初期費用・オプション・従量分 | 2年目に想定外の額になる |
| ⑤やめやすさ | データを持ち出せるか | 合わなくても抜けられない |
特に②の運用人数は、機能の豊富さより重要です。担当が1名の会社が、専任チーム向けの高機能ツールを入れても、使う時間がありません。マーケティング担当が1人のときでも書いた通り、人数に対して重いツールは、それ自体が新しい仕事になります。
⑤も見落とされがちです。契約前に「解約時に、蓄積した顧客データをどの形式で取り出せるか」を確認しておくと、乗り換えの判断が遅れません。
統合型か、単機能の組み合わせか
最も判断が分かれるところです。結論から言うと、運用できる人数で決まります。
| 単機能の組み合わせ | 統合型 | |
|---|---|---|
| 各機能の作り込み | 深い | 標準的 |
| データの繋がり | 連携設定が必要 | 最初から繋がっている |
| 費用 | 合計すると高くなりやすい | まとまる |
| 学習コスト | ツールの数だけ発生 | 1つ |
| 向く体制 | 専任が複数名 | 担当1〜2名 |
単機能を組み合わせる方式で見落とされるのが、「繋ぐ手間が誰の仕事になるか」です。
| 繋がっていないと起きること | 実際の作業 |
|---|---|
| 同じ会社が別々に登録される | 名寄せを手作業でやる |
| 来訪履歴と商談が結び付かない | どの施策が効いたか分からない |
| レポートがツールごとに分かれる | 毎月、手で集計し直す |
| 解約時にデータが分散する | 移行が現実的でなくなる |
この作業は毎月発生し、しかも担当者の時間を確実に削ります。機能の差より、この継続コストのほうが効いてくることが多いです。
導入して使われなくなる5つのパターン
導入自体が目的化すると、次のいずれかに落ちます。契約前に自社が当てはまらないか確認してください。
| パターン | 原因 | 回避策 |
|---|---|---|
| 設定が終わらない | 初期設定の量を見積もっていない | 導入前に必要工数を確認する |
| 入力されない | 入力者に見返りが無い | 手入力を減らし自動記録を増やす |
| 動かす中身が無い | 配信するコンテンツ未整備 | 先に3本分の中身を用意する |
| 効果が判定できない | 導入前の数字が無い | 先に計測を入れておく |
| 担当者が異動して止まる | 設定が属人化 | 設定内容を文書に残す |
4つ目が特に重要です。導入前の数字を取っていないと、「入れて良かったのか」を検証できません。検証できなければ、次の予算も取れません。計測を最初に入れるべき理由はここにもあります。
grip space の位置づけ
最後に、自社ツールがどこに当たるかを明示しておきます。
grip space は統合型です。来訪企業の可視化を土台に、フォーム・バナー・チャットボット・メール配信・フォーム営業・SEO/広告の管理までを1つのアカウントで扱います。想定しているのは、担当者が1〜2名の会社です。
| プラン | 初期費用 | 月額 | 主な範囲 |
|---|---|---|---|
| フリー | 0円 | 0円 | 企業解析(来訪企業の可視化) |
| スターター | 0円 | 8,800円 | +顧客管理・バナー/チャットボット各1・フォーム3 |
| スタンダード | 50,000円 | 25,000円 | +メール配信・広告/SEO管理・フォーム営業ほか無制限 |
※価格はすべて税込です。スタンダードプランは年額一括で10%OFF、半年一括で5%OFFがあります。
向かないケースも書いておきます。専任チームがあり各領域を作り込みたい場合は、単機能の最良を組み合わせたほうが機能面では上回ります。統合型の利点は各機能の深さではなく、繋がっていることと、学習対象が1つで済むことです。
まず現状を数字にしたい段階であれば、フリープランで来訪企業の可視化だけ回す使い方ができます。タグを設置した時点からデータが貯まり始めるので、自社にどの工程の課題があるかを確認してから、有料に移すかを判断できます。
まとめ
- 選定の失敗の多くはツールの優劣ではなく課題の未特定から起きる
- 比較表は機能より「そのツールが解かないこと」を先に読む
- 導入の順番は計測 → 受け皿(フォーム・LP) → 集客が安全
- MAはリードが貯まっていない段階では効かない
- SFAは手入力を減らすほど定着する
- 統合型か単機能かは運用できる人数で決まる(1〜2名なら統合型)
- 単機能の組み合わせは「繋ぐ手間」が毎月発生することを見込む
- 契約前に解約時にデータを持ち出せるかを確認しておく
よくある質問
マーケティングツールは何から導入すべきですか?
「今どこで失っているか」が分かる計測から入ります。リードが足りないのか、獲得後に放置されているのか、商談化しないのかで、必要なツールが変わります。ここを決めずにMAやSFAから入れると、動かす対象のデータが無いまま契約だけ先行します。まずアクセス解析と来訪企業の可視化で現状を数字にし、詰まっている工程に対応するツールを足すのが順番です。
統合型ツールと、単機能ツールの組み合わせはどちらがよいですか?
担当者の人数で決まります。専任が複数いて各領域を作り込めるなら、単機能の最良を組み合わせたほうが機能面では強くなります。一方、担当が1〜2名なら統合型が有利です。単機能を並べると、ツール間の連携設定・名寄せ・重複課金・学習コストが人数に対して重くなり、多くの場合そこで運用が止まります。
ツールを入れたのに使われなくなるのはなぜですか?
入力する人と、成果を受け取る人が別だからです。SFAが典型で、入力するのは営業、レポートを見るのは管理側という構造だと、入力は「報告のための作業」になります。自動で貯まる情報(来訪・閲覧・メール開封)の比率を上げ、手入力を減らすほど定着します。導入前に「誰が何秒かけて入力するか」を数えておくのが確実です。
無料プランから始めても意味はありますか?
計測系であれば意味があります。アクセス解析や来訪企業の可視化は、タグを入れた時点からデータが貯まり始めます。逆にMAやSFAは、貯まったデータと運用体制が無いと無料枠でも動きません。先に計測を無料で回して自社の数字を把握し、必要性が確認できた工程から有料に移すと、無駄な契約を避けられます。
